24年目のキス①
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明らかに動揺しているトランクスさんを疑わしく思いつつも
「へぇ……そうなんですか」
と、気に留めないふうを装い
「あ。もしかして、ギター返しに行こうとしてました? それなら後にした方がいいですよ、梨子いま寝てるみたいなんで」
そう言うと、トランクスさんはまたギクリとしたような顔をして
「そ、そうですか……。それじゃあ、後で返しに行くことにします」
苦笑いを深めると
「あ、あの、ところで真琴さんは、俺に何か?」
と、話しを逸らした。
ギターを練習することになった経緯や、多分これまでギターなど弾いたことがないだろうトランクスさんに、ギターを弾いてみた感想など聞いてみたかったが、あまり突っ込んで聞くと逃げられそうな気がして
「ああ。剣道の稽古に付き合ってもらえないかなと思って」
竹刀の入った袋を見せて、自分の目的の方を優先させた。
私の手元を見ると、トランクスさんはホッとしたような顔をして「いいですよ」と微笑み
「ギターを置いてきますから、少し待っていて下さい」
そう言って、自分の部屋に入って行った。
午前中は剣道の稽古であっと言う間に過ぎたが、午後からはすることがなく、私は暇を持て余してた。
本でも読むか。
そう思ったが、気乗りせず
……梨子のようすでも見に行ってみるか。
と、BGM代わりにつけてたテレビを消し、部屋を出た。
食べることが好きな梨子が、朝も昼も食事をとってない。
相当具合が悪いのかと、さすがに心配になってきた。
「へぇ……そうなんですか」
と、気に留めないふうを装い
「あ。もしかして、ギター返しに行こうとしてました? それなら後にした方がいいですよ、梨子いま寝てるみたいなんで」
そう言うと、トランクスさんはまたギクリとしたような顔をして
「そ、そうですか……。それじゃあ、後で返しに行くことにします」
苦笑いを深めると
「あ、あの、ところで真琴さんは、俺に何か?」
と、話しを逸らした。
ギターを練習することになった経緯や、多分これまでギターなど弾いたことがないだろうトランクスさんに、ギターを弾いてみた感想など聞いてみたかったが、あまり突っ込んで聞くと逃げられそうな気がして
「ああ。剣道の稽古に付き合ってもらえないかなと思って」
竹刀の入った袋を見せて、自分の目的の方を優先させた。
私の手元を見ると、トランクスさんはホッとしたような顔をして「いいですよ」と微笑み
「ギターを置いてきますから、少し待っていて下さい」
そう言って、自分の部屋に入って行った。
午前中は剣道の稽古であっと言う間に過ぎたが、午後からはすることがなく、私は暇を持て余してた。
本でも読むか。
そう思ったが、気乗りせず
……梨子のようすでも見に行ってみるか。
と、BGM代わりにつけてたテレビを消し、部屋を出た。
食べることが好きな梨子が、朝も昼も食事をとってない。
相当具合が悪いのかと、さすがに心配になってきた。