揺れる②
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「ちょーっといいかしら、トランクス」
トレーニングを終えたばかりの我が子を見つけ声をかけると、不思議そうな顔が振り返った。
その顔は、女の子を悩ませてるなんて全く気付いてない顔で、私は心の中で溜息を吐くと、梨子ちゃんが第六宇宙の地球に帰ろうか迷ってることをトランクスに話した。
「えっ……?! 梨子さんが?!」
当然だけど思ってもなかったんでしょうね。
トランクスの顔は、すぐに驚き戸惑ったものに変わった。
「そうよ。あんたが地球に帰りたくないのかとか聞くから、梨子ちゃん考え始めちゃったみたいよ」
「お、俺はそういうつもりで言ったわけじゃ……!」
慌てて否定する我が子に
「それは分かってるわよ。あんたがいくら恋愛に疎いって言っても、自分から好きな女の子と離れ離れになるようなこと言わないでしょ」
溜息交じりに言うと、慌てた顔は「その通りです」って言わんばかりに、顔を少し赤らめて黙り込んだ。
「とにかく。私も真琴ちゃんも、一応帰ることに賛成はしなかったけど、決めるのは梨子ちゃん本人なんだから。もし、帰るってことになったら快く帰らせてあげないとダメでしょ? そうなった時はいいわね? あんたも快く見送ってあげるのよ」
トランクスにそう言い聞かせてから
「あと。そうなった時に後悔しないように、自分なりにちゃんとケジメつけときなさい!」
ビシッと人差し指を立てて忠告すると、トランクスはビクッと身体を震わせてから
「は、はい……」
って、頼りなく頷いた。
トレーニングを終えたばかりの我が子を見つけ声をかけると、不思議そうな顔が振り返った。
その顔は、女の子を悩ませてるなんて全く気付いてない顔で、私は心の中で溜息を吐くと、梨子ちゃんが第六宇宙の地球に帰ろうか迷ってることをトランクスに話した。
「えっ……?! 梨子さんが?!」
当然だけど思ってもなかったんでしょうね。
トランクスの顔は、すぐに驚き戸惑ったものに変わった。
「そうよ。あんたが地球に帰りたくないのかとか聞くから、梨子ちゃん考え始めちゃったみたいよ」
「お、俺はそういうつもりで言ったわけじゃ……!」
慌てて否定する我が子に
「それは分かってるわよ。あんたがいくら恋愛に疎いって言っても、自分から好きな女の子と離れ離れになるようなこと言わないでしょ」
溜息交じりに言うと、慌てた顔は「その通りです」って言わんばかりに、顔を少し赤らめて黙り込んだ。
「とにかく。私も真琴ちゃんも、一応帰ることに賛成はしなかったけど、決めるのは梨子ちゃん本人なんだから。もし、帰るってことになったら快く帰らせてあげないとダメでしょ? そうなった時はいいわね? あんたも快く見送ってあげるのよ」
トランクスにそう言い聞かせてから
「あと。そうなった時に後悔しないように、自分なりにちゃんとケジメつけときなさい!」
ビシッと人差し指を立てて忠告すると、トランクスはビクッと身体を震わせてから
「は、はい……」
って、頼りなく頷いた。