揺れる②
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そう言って、困ったように眉を下げて微笑んだ。
「家族」
梨子ちゃんからその言葉を出されて、私は「二人の家族」っていう存在をすっかり忘れてた自分の迂闊さに気が付いた。
そうよ。
そうよね。
今更だけど、二人の家族は絶対に心配してるに決まってるわ。
だって、私が二人の親と同じ立場なら、死に物狂いで子供の行方を捜し回ってるはずだもの……!
でも……。
でも、ちょっと待って!
私は自分の心にストップをかけて、気持ちを落ち着かせてから
「前にも言ったと思うけど、梨子ちゃんだけ帰ったら、色々面倒なことになると思うの。真琴ちゃんのこと絶対聞かれるでしょ? 梨子ちゃん一人で真琴ちゃんのことを誤魔化し続けるのは正直無理だと思うの。二人に起こった出来事を話して、家族や周りの人たちは信じてくれる?」
梨子ちゃんが、一人で帰った後のことを想像して欲しかった。
梨子ちゃんたちの話しを聞いてたら、二人の地球もこの地球と同じ。
こんな不思議な話し、誰も信じやしない。
梨子ちゃんが真面目に話したところで誰も取り合ってくれず、変な目で見られるだけ。
だから
「私は今回の件が片付くまで、二人ともこっちに居た方がいいと思うの。あとどれぐらいで決着がつくか分からないけど、全部終わってから二人一緒に帰った方が、梨子ちゃんに負担がかからないわ」
諭すように、梨子ちゃんの大きな茶色の目を見つめると
「家族」
梨子ちゃんからその言葉を出されて、私は「二人の家族」っていう存在をすっかり忘れてた自分の迂闊さに気が付いた。
そうよ。
そうよね。
今更だけど、二人の家族は絶対に心配してるに決まってるわ。
だって、私が二人の親と同じ立場なら、死に物狂いで子供の行方を捜し回ってるはずだもの……!
でも……。
でも、ちょっと待って!
私は自分の心にストップをかけて、気持ちを落ち着かせてから
「前にも言ったと思うけど、梨子ちゃんだけ帰ったら、色々面倒なことになると思うの。真琴ちゃんのこと絶対聞かれるでしょ? 梨子ちゃん一人で真琴ちゃんのことを誤魔化し続けるのは正直無理だと思うの。二人に起こった出来事を話して、家族や周りの人たちは信じてくれる?」
梨子ちゃんが、一人で帰った後のことを想像して欲しかった。
梨子ちゃんたちの話しを聞いてたら、二人の地球もこの地球と同じ。
こんな不思議な話し、誰も信じやしない。
梨子ちゃんが真面目に話したところで誰も取り合ってくれず、変な目で見られるだけ。
だから
「私は今回の件が片付くまで、二人ともこっちに居た方がいいと思うの。あとどれぐらいで決着がつくか分からないけど、全部終わってから二人一緒に帰った方が、梨子ちゃんに負担がかからないわ」
諭すように、梨子ちゃんの大きな茶色の目を見つめると