揺れる①
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ウイスさんはそう言うと
「コッカーさんは、時の人になってしまいましたからねぇ。しばらくの間はゆっくりすることは出来ないと思いますよ」
口角を少し上げて、薄い笑顔を浮かべた。
「ふーん。時の人ねぇ……。コッカーさん大変そう」
マコちゃんが肩を竦めると
「何せ、四十年ポメ姫の生まれ変わりを探して色々な惑星を訪ねられてますし、それに……。ポメ姫の最期をご存知なのはコッカーさんだけですからねぇ」
ウイスさんがマコちゃんをチラリと横目で見た。
「そっか……。ポメ姫って、その星じゃ神様みたいな人だったんだもんね」
「ええ。ポメ姫の最期を聞いて、皆さん涙を流されていらっしゃいましたよ。特に王のは悲しみは深いようで、見ている私も辛かったです」
ウイスさんが、運ばれてきたばかりのティーカップに手を伸ばすと
「当然よ! ポメ姫はその王様の娘でしょ? 親より先に可愛い我が子が死ぬなんて、一番の不幸だわ!」
ブルマさんが表情を険しくした。
そんな、母親目線のブルマさんの言葉を聞いて、私は胸がズキッと痛むのを感じた。
この地球に来たばかりの頃は、自分が突然いなくなって、家族は心配してるだろうな。とか思ってたけど、最近はこっちの生活に慣れてきたこともあって、家族のことを考えることが少なくなってた。
でも、いまのブルマさんの言葉で
私が突然いなくなって、お父さんとお母さんは私のこと心配してるだろうな……。
改めてそう思うと
やっぱり、帰った方がいいかな……?
昨日から続いている迷いが、ますます強くなった。
「コッカーさんは、時の人になってしまいましたからねぇ。しばらくの間はゆっくりすることは出来ないと思いますよ」
口角を少し上げて、薄い笑顔を浮かべた。
「ふーん。時の人ねぇ……。コッカーさん大変そう」
マコちゃんが肩を竦めると
「何せ、四十年ポメ姫の生まれ変わりを探して色々な惑星を訪ねられてますし、それに……。ポメ姫の最期をご存知なのはコッカーさんだけですからねぇ」
ウイスさんがマコちゃんをチラリと横目で見た。
「そっか……。ポメ姫って、その星じゃ神様みたいな人だったんだもんね」
「ええ。ポメ姫の最期を聞いて、皆さん涙を流されていらっしゃいましたよ。特に王のは悲しみは深いようで、見ている私も辛かったです」
ウイスさんが、運ばれてきたばかりのティーカップに手を伸ばすと
「当然よ! ポメ姫はその王様の娘でしょ? 親より先に可愛い我が子が死ぬなんて、一番の不幸だわ!」
ブルマさんが表情を険しくした。
そんな、母親目線のブルマさんの言葉を聞いて、私は胸がズキッと痛むのを感じた。
この地球に来たばかりの頃は、自分が突然いなくなって、家族は心配してるだろうな。とか思ってたけど、最近はこっちの生活に慣れてきたこともあって、家族のことを考えることが少なくなってた。
でも、いまのブルマさんの言葉で
私が突然いなくなって、お父さんとお母さんは私のこと心配してるだろうな……。
改めてそう思うと
やっぱり、帰った方がいいかな……?
昨日から続いている迷いが、ますます強くなった。