翌日、私はウイス様と共に故郷である惑星ドギーへ帰ることとなった。

「それでは、コッカ―さん。よろしいでしょうか？」

「はい。ウイス様、よろしくお願い致します」

　隣りに立つウイス様に頭を下げると

「久しぶりの故郷なんだし、真琴ちゃんのことは私たちに任せて、ゆっくりしてきて。暗黒魔界だか何だか知らないけど、こっちにはベジータも孫君も、トランクスだっているんだから心配ないわ」

「そうですよ。私は大丈夫ですから。そのために気の稽古もしてきたし」

　私を見送る輪の中から、ブルマさんの明るい声と、真琴さんの頼もしい声が聞こえてきた。

「ありがとうございます。しかし、王への拝謁が終わりましたら、またすぐこちらへ戻って参ります。それまで、真琴さんのこと……くれぐれもよろしくお願い致します」

　続けて、見送るブルマさんたちにも頭を下げると

「真琴さんのことは任せて下さい。それより、コッカ―さんも気を付けてください。もしかしたら、トワとミラが何か仕掛けてくるかもしれない。念のため、時の界王神様に連絡して、ヤツ等が現れた時の手は打っておきましたが、ヤツ等がどんな卑怯な手を使ってくるか分かりませんから」

　私や故郷を危惧して、トランクスさんが険しい表情を浮かべた。

　そんなトランクスさんに、感謝と了承の意を込め深く頷いていると

「さぁ。それでは惑星ドギーに行くとしましょうか。コッカーさん、私に掴まってください」

　ウイス様にそう言われ、ウイス様の腕に掴まった途端、私たちは青い光に包まれていた。