夢見る少女たち①
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そんな漠然とした将来しか描けない自分に引け目を感じて「ピアニスト」というハッキリとした夢とそれになれる才能を持ち合わせた梨子に、自分の将来の話しをするのが恥ずかしかった。
でも、ブルマさんたちがいるとその恥ずかしさも若干紛れる気がして
「剣道やってるんで、それを活かせる仕事に就ければって思ってます」
そう言うと
「じゃあ、マコちゃんもおじさんみたいに、先生になるの?!」
私から初めて「将来」のことを聞けるのが嬉しいからなのか、自分の予想が当たったことが嬉しかったのか知らないが、 梨子がパッと表情を明るくした。
「まぁ、それも選択肢の内の一つかな。あとは警察か……もしくは、実業団に入るか」
剣道が出来る環境に、身を置ける仕事を挙げると
「先生? 真琴ちゃんのお父さんて先生なの?」
ブルマさんが感心したような顔で聞いてきた。
なので、父親が高校の歴史の教師で、剣道部の顧問をしていることを言うと
「へぇ、真琴ちゃんも先生に向いてそうだものね」
ブルマさんは納得したように微笑み、梨子は
「うんうん! 向いてると思う」
と大きく頷いた。
梨子はともかく、ブルマさんの意見に「そうですか?」と疑わしげに聞くと
「真琴ちゃんて、真面目だし几帳面でしょ。それに人を平等に見て、ちゃんと育てられそうだもの」
これまで言われたことのない言葉が返ってきて、人からそんなふうに評価されたことがなかった私は、ただ目を丸くした。
でも、ブルマさんたちがいるとその恥ずかしさも若干紛れる気がして
「剣道やってるんで、それを活かせる仕事に就ければって思ってます」
そう言うと
「じゃあ、マコちゃんもおじさんみたいに、先生になるの?!」
私から初めて「将来」のことを聞けるのが嬉しいからなのか、自分の予想が当たったことが嬉しかったのか知らないが、 梨子がパッと表情を明るくした。
「まぁ、それも選択肢の内の一つかな。あとは警察か……もしくは、実業団に入るか」
剣道が出来る環境に、身を置ける仕事を挙げると
「先生? 真琴ちゃんのお父さんて先生なの?」
ブルマさんが感心したような顔で聞いてきた。
なので、父親が高校の歴史の教師で、剣道部の顧問をしていることを言うと
「へぇ、真琴ちゃんも先生に向いてそうだものね」
ブルマさんは納得したように微笑み、梨子は
「うんうん! 向いてると思う」
と大きく頷いた。
梨子はともかく、ブルマさんの意見に「そうですか?」と疑わしげに聞くと
「真琴ちゃんて、真面目だし几帳面でしょ。それに人を平等に見て、ちゃんと育てられそうだもの」
これまで言われたことのない言葉が返ってきて、人からそんなふうに評価されたことがなかった私は、ただ目を丸くした。