レディバードみたい➄

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主人公の幼馴染(女の子)呼び方

 単純だけど、褒めてもらえるとやっぱり嬉しいしヤル気に繋がる。

 これって大事なことだよね! 

 思えば、最近ピアノを弾いても、子供の頃みたいに褒めてもらえなくなってた……。

 褒めてくれるのはマコちゃんのお母さんくらい。
 
 少し前までは、お母さんも褒めてくれたのに……。

 コンクールで賞をもらったら、すごく喜んでくれてたのに……。
 
 いまは、私がピアノを弾いてると辛そうな顔になる。

 マコちゃんマコちゃんのお母さん。お父さん、お姉ちゃん、それに友達が私のピアノを褒めてくれるけど、やっぱりお母さんに一番褒めて欲しかった。

 だって、お母さんを喜ばせたくて、ピアノを弾いてたから……。

 もう今はそうじゃないんだって思うと、ピアノを弾いてる自分に疑問を持った。

 何のためにピアノを弾いてるんだろって……。

 お母さんはピアノを弾いてる私が好きなんだって思ったから、私がピアニストになったら、もっと喜んでくれると思ってた。

 でも……。

 そうじゃなかった。

 もし、私がピアニストになったら、色々家族に迷惑をかけることになるかもしれない。
 
 お母さんが辛そうな顔をするのは、そんな心配があるからなんだって、最近分かった。

 だから。

 もう、お母さんに心配をかけるのはやめようと思って、ピアニストを目指すのはやめることにした。

 このことは、本当に最近になって思ったことだから、マコちゃんにも話してない。

 話したのは、トランクス君だけ。

 何でトランクス君に話したのか分からないけど……。
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