レディバードみたい①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「将来の夢」の話しなんて、誰かと話したことあったっけ?
一人になった部屋で、ぼんやりと記憶を辿った。
悟天や学校の仲間と「夢」の話しをしたことがないことを改めて確認すると、さっき、梨子に聞かれて、初めて人に自分の「夢」を話したんだと自覚した。
みんな、俺がカプセルコーポレーションの社長になるっていうのを分かってるから、敢えて「将来の夢」っていう話題を持ち出してこないのかもしれない。
もしかしたら、俺がいないとこでは、みんなでそんな話しをしてるんだろうか?
そう思うと、何だか疎外感を感じ、寂しい気持ちになった。
『将来がハッキリ決まっててスゴいなー。いいなーと思って』
さっき、梨子が言ったセリフは多分、梨子だけじゃなく、これから人生の選択を迫られるだろう俺ら世代のほとんどが思うことなのかもしれない。
俺、楽してるように見られてんのかな?
周りが、俺をそんなふうに思ってるのかと想像してたら、自然と眉間に皺が寄った。
んなわけないだろ!
おじいちゃんとママっていう、天才科学者の後に続かなきゃいけないんだぞ!
プレッシャーがスゴいに決まってんだろ!!
心の中でそんな悪態を吐いてから
ったく、梨子のヤツが「将来の夢」の話しなんかしてくるから……!
こんな心境になった原因をつくった梨子に苛立った。
そして、それと同時に
梨子のヤツ、もしかして俺に聞いて欲しいことでもあったのか……?
普段はあまり見ない、弱い笑顔が思い出された。
一人になった部屋で、ぼんやりと記憶を辿った。
悟天や学校の仲間と「夢」の話しをしたことがないことを改めて確認すると、さっき、梨子に聞かれて、初めて人に自分の「夢」を話したんだと自覚した。
みんな、俺がカプセルコーポレーションの社長になるっていうのを分かってるから、敢えて「将来の夢」っていう話題を持ち出してこないのかもしれない。
もしかしたら、俺がいないとこでは、みんなでそんな話しをしてるんだろうか?
そう思うと、何だか疎外感を感じ、寂しい気持ちになった。
『将来がハッキリ決まっててスゴいなー。いいなーと思って』
さっき、梨子が言ったセリフは多分、梨子だけじゃなく、これから人生の選択を迫られるだろう俺ら世代のほとんどが思うことなのかもしれない。
俺、楽してるように見られてんのかな?
周りが、俺をそんなふうに思ってるのかと想像してたら、自然と眉間に皺が寄った。
んなわけないだろ!
おじいちゃんとママっていう、天才科学者の後に続かなきゃいけないんだぞ!
プレッシャーがスゴいに決まってんだろ!!
心の中でそんな悪態を吐いてから
ったく、梨子のヤツが「将来の夢」の話しなんかしてくるから……!
こんな心境になった原因をつくった梨子に苛立った。
そして、それと同時に
梨子のヤツ、もしかして俺に聞いて欲しいことでもあったのか……?
普段はあまり見ない、弱い笑顔が思い出された。