レディバードみたい①
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梨子はパッと表情を明るくすると、そう言って俺を褒めた。
そんなふうに言われると、悪い気はしなくて
「おじいちゃんやママみたいになりたいとは思うよ。それと、みんなが驚くようなモノをつくりたいっていうのが、まぁ……俺の夢かな」
調子に乗って、普段なら言わないだろう、俺の「夢」ってヤツを口に出すと
「へぇ、そうなんだ! スゴい!! 」
梨子は尊敬するような眼差しを俺に向けた。
茶色い大きな目を輝かせる梨子に
……この感じ……悪くないな。
なんて、一人悦に入ってると
「トランクス君にも、ちゃんと夢があるんだねー……」
ポツリと、寂しそうな声が聞こえてきた。
珍しく、落ち込んでるふうな梨子に
「梨子だって、ピアニストになるって夢があるんだろ?」
俺とは違い、自分の持ってる「才能」ってヤツを「夢」に繋げることが出来る梨子を、少し羨ましく思ってると
「少し前まではね……」
梨子はそう言って、弱い笑みを浮かべた。
……少し前まで?
じゃあ、いまは違うのか?
話しを終わらせるように、再び数学の問題を解き始めた梨子に
「じゃあ、梨子のいまの夢って何だよ?」
思わず投げかけると、梨子は顔を上げ
「うーん……分かんない」
緩い笑顔でそう答えた。
何となく誤魔化すような、その笑顔が気になったけど
「ふーん……そっか」
これ以上聞くのは憚られて、俺はタブレットへ視線を戻した。
そんなふうに言われると、悪い気はしなくて
「おじいちゃんやママみたいになりたいとは思うよ。それと、みんなが驚くようなモノをつくりたいっていうのが、まぁ……俺の夢かな」
調子に乗って、普段なら言わないだろう、俺の「夢」ってヤツを口に出すと
「へぇ、そうなんだ! スゴい!! 」
梨子は尊敬するような眼差しを俺に向けた。
茶色い大きな目を輝かせる梨子に
……この感じ……悪くないな。
なんて、一人悦に入ってると
「トランクス君にも、ちゃんと夢があるんだねー……」
ポツリと、寂しそうな声が聞こえてきた。
珍しく、落ち込んでるふうな梨子に
「梨子だって、ピアニストになるって夢があるんだろ?」
俺とは違い、自分の持ってる「才能」ってヤツを「夢」に繋げることが出来る梨子を、少し羨ましく思ってると
「少し前まではね……」
梨子はそう言って、弱い笑みを浮かべた。
……少し前まで?
じゃあ、いまは違うのか?
話しを終わらせるように、再び数学の問題を解き始めた梨子に
「じゃあ、梨子のいまの夢って何だよ?」
思わず投げかけると、梨子は顔を上げ
「うーん……分かんない」
緩い笑顔でそう答えた。
何となく誤魔化すような、その笑顔が気になったけど
「ふーん……そっか」
これ以上聞くのは憚られて、俺はタブレットへ視線を戻した。