あと数センチで恋?③
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
湧いた下心のせいで、せっかくのチャンスを棒に振ってしまったことが情けない……。
いや……。
棒に振るどころか、嫌われてしまったんじゃないか……。
そんな不安で胸が潰れそうだったが、母さんには心配ないと言われた。
しかし、梨子さんは突然俯き、無言になってしまったのだ。
母さんを信じないわけじゃないが、先日トランクスに抱えられていた梨子さんは眩しいくらいの笑顔を浮かべていた。
それが、今夜は一切見られなかった。
少し元気のなさそうだった梨子さんに笑顔になってもらいたくて、思い切って「月を見に行きませんか」と誘ってみたが、俺は彼女を笑顔にするどころか、不快な思いをさせてしまった……。
胸に鉛のような重みがのしかかり
俺では、トランクスのように彼女を笑顔に出来ないのか……。
そんなマイナス思考が働くと
梨子さんは、やはりトランクスのことが……。
そんな考えが頭を支配しはじめた。
真琴さんは「ない」と言っていたが、やはり、梨子さんはトランクスに好意があるんじゃないか。そう思えて仕方ない。
はじめての恋が終わりを迎えようとしてる予感に、胸の真ん中あたりから虚しさがじわじわと広がっていくのを感じながら、さっき彼女と見た欠けた月を見上げた。
その欠けた月が、まるで自分の心を表してるように思えて、どうしようもない寂しさを感じる。
「俺は彼女にとって、どんな存在なんだろう…」
そう呟くと、俺は月から目を背け、歩き出していた。
いや……。
棒に振るどころか、嫌われてしまったんじゃないか……。
そんな不安で胸が潰れそうだったが、母さんには心配ないと言われた。
しかし、梨子さんは突然俯き、無言になってしまったのだ。
母さんを信じないわけじゃないが、先日トランクスに抱えられていた梨子さんは眩しいくらいの笑顔を浮かべていた。
それが、今夜は一切見られなかった。
少し元気のなさそうだった梨子さんに笑顔になってもらいたくて、思い切って「月を見に行きませんか」と誘ってみたが、俺は彼女を笑顔にするどころか、不快な思いをさせてしまった……。
胸に鉛のような重みがのしかかり
俺では、トランクスのように彼女を笑顔に出来ないのか……。
そんなマイナス思考が働くと
梨子さんは、やはりトランクスのことが……。
そんな考えが頭を支配しはじめた。
真琴さんは「ない」と言っていたが、やはり、梨子さんはトランクスに好意があるんじゃないか。そう思えて仕方ない。
はじめての恋が終わりを迎えようとしてる予感に、胸の真ん中あたりから虚しさがじわじわと広がっていくのを感じながら、さっき彼女と見た欠けた月を見上げた。
その欠けた月が、まるで自分の心を表してるように思えて、どうしようもない寂しさを感じる。
「俺は彼女にとって、どんな存在なんだろう…」
そう呟くと、俺は月から目を背け、歩き出していた。