あと数センチで恋?①
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トランクスさんに抱えられて向かった空から見る三日月は、窓から眺めるよりもずっと綺麗に見えた。
近付けばもっと大きく見えるのかな?
なんて期待したけど、当然そんなことはなくて、子供みたいなことを考えた自分に密かに苦笑いを浮かべてると
「寒くありませんか?」
優しい声が、頭の上から降ってきた。
十月だっていっても、この西の都はまだ寒くないし、上空……っていうほど高くまで飛んでないから、寒さは全然感じなくて
「はい! 大丈夫です!」
って、パッと声のした方を見上げてドキッとした。
そこには、私が恋してた人と同じ、穏やかに微笑む顔があった。
青い目を細めて微笑む顔は、やっぱり……ううん、当然だけど同じ顔で、意識した途端、ほっぺが熱くなっていくのを感じた。
や、やだ! どうしよ……!
何考えてんの、私?!
この人は、トランクスさんだけど、トランクスさんじゃないでしょ!!
サッと顔を逸らして心の中で、必死に言い聞かせてると
「どうかしましたか?」
そんな私を不審に思ったのか、トランクスさんが顔を覗き込んできた。
近過ぎる距離に、次は顔だけじゃなくて身体まで熱くなってきて、心臓もドキドキうるさく鳴りはじめた。
「な、何でもないです!」
無駄に大きな声で答えると「そうですか」って、トランクスさんの少し安心したような、小さく笑う顔が離れていくのが分かった。
近付いてた顔は離れていったけど、お姫様抱っこされてるこの状態を恥ずかしく思い始めた私は耐えきれなくなってきて、地上が恋しくて仕方なかった。
近付けばもっと大きく見えるのかな?
なんて期待したけど、当然そんなことはなくて、子供みたいなことを考えた自分に密かに苦笑いを浮かべてると
「寒くありませんか?」
優しい声が、頭の上から降ってきた。
十月だっていっても、この西の都はまだ寒くないし、上空……っていうほど高くまで飛んでないから、寒さは全然感じなくて
「はい! 大丈夫です!」
って、パッと声のした方を見上げてドキッとした。
そこには、私が恋してた人と同じ、穏やかに微笑む顔があった。
青い目を細めて微笑む顔は、やっぱり……ううん、当然だけど同じ顔で、意識した途端、ほっぺが熱くなっていくのを感じた。
や、やだ! どうしよ……!
何考えてんの、私?!
この人は、トランクスさんだけど、トランクスさんじゃないでしょ!!
サッと顔を逸らして心の中で、必死に言い聞かせてると
「どうかしましたか?」
そんな私を不審に思ったのか、トランクスさんが顔を覗き込んできた。
近過ぎる距離に、次は顔だけじゃなくて身体まで熱くなってきて、心臓もドキドキうるさく鳴りはじめた。
「な、何でもないです!」
無駄に大きな声で答えると「そうですか」って、トランクスさんの少し安心したような、小さく笑う顔が離れていくのが分かった。
近付いてた顔は離れていったけど、お姫様抱っこされてるこの状態を恥ずかしく思い始めた私は耐えきれなくなってきて、地上が恋しくて仕方なかった。