ヒーイズアヒーロー①
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「あっ!」
いつも庭で見てる、ベジータさんと悟空さんの修行とは違う、本気の戦い……!
それが今はじまろうとしてるんだって思って、声が出た次の瞬間、トランクスさんはその拳をサッと避けると、相手と同じように拳を振り上げてた。
するとすぐに
ドスッ!
っていう音がして、トランクスさん越しに見えていた相手は「ガハッ!」っていう呼吸が止まったような声を出し、そのまま倒れてしまった。
まさに秒殺。
戦いにもならなかったことに唖然としてると
「大丈夫ですか、梨子さん?!」
トランクスさんの心配そうな顔が覗き込んできた。
慌てて我に返り
「え? あ、はい……大丈夫です……」
そう答えると
「よかった……!」
トランクスさんは安心した顔をし「立てますか?」と手を差し伸べてくれた。
「はい……」と返事をして、差し出された手を握り立ち上がったけど、痛めた足のせいで少しふら付く私に
「足ですか? 見せてください」
トランクスさんはしゃがみ込み、私の左足首に触れた。
「折れてはいないようですが、腫れてますね。歩けますか?」
見上げて来る顔に何だか恥ずかしくなって「は、はい」って俯きながら答えてると
「梨子!」
トランクスさんと同じ声が、空から聞こえてきた。
「トランクス君!」
声のした方を見上げると、トランクス君は空から下りて来るなり「大丈夫か?!」って、珍しく慌てた顔で聞いてきた。
私はトランクス君に心配させないように
「うん。何とか……」
笑顔を作り頷いた。
いつも庭で見てる、ベジータさんと悟空さんの修行とは違う、本気の戦い……!
それが今はじまろうとしてるんだって思って、声が出た次の瞬間、トランクスさんはその拳をサッと避けると、相手と同じように拳を振り上げてた。
するとすぐに
ドスッ!
っていう音がして、トランクスさん越しに見えていた相手は「ガハッ!」っていう呼吸が止まったような声を出し、そのまま倒れてしまった。
まさに秒殺。
戦いにもならなかったことに唖然としてると
「大丈夫ですか、梨子さん?!」
トランクスさんの心配そうな顔が覗き込んできた。
慌てて我に返り
「え? あ、はい……大丈夫です……」
そう答えると
「よかった……!」
トランクスさんは安心した顔をし「立てますか?」と手を差し伸べてくれた。
「はい……」と返事をして、差し出された手を握り立ち上がったけど、痛めた足のせいで少しふら付く私に
「足ですか? 見せてください」
トランクスさんはしゃがみ込み、私の左足首に触れた。
「折れてはいないようですが、腫れてますね。歩けますか?」
見上げて来る顔に何だか恥ずかしくなって「は、はい」って俯きながら答えてると
「梨子!」
トランクスさんと同じ声が、空から聞こえてきた。
「トランクス君!」
声のした方を見上げると、トランクス君は空から下りて来るなり「大丈夫か?!」って、珍しく慌てた顔で聞いてきた。
私はトランクス君に心配させないように
「うん。何とか……」
笑顔を作り頷いた。