西の都の悪夢①

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主人公
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主人公の幼馴染(女の子)
主人公の幼馴染(女の子)の苗字
主人公の幼馴染(女の子)呼び方

 マコちゃんの座るテーブルに朝食を運んで行くと、マコちゃん難しそうな顔をして、指でこめかみの辺りを押さえてた。

 朝に強くて、いつもスッキリした顔でレストランに来るマコちゃんの、そんなようすが珍しくて

「どうしたの?」

 って声を掛けると

「……変な夢見てさ……」

 マコちゃんは、こめかみから指を離すと同時に、眉間に皺を寄せた。

「夢? どんな?」

 ワゴンの上のコーンスープを、マコちゃんの前に置きながら聞くと

「ほら、アレ……。あの映画何てタイトルだっけ……?」

 今度は記憶を辿るために、マコちゃんは難しそうな顔をした。

 目玉焼きとソーセージ、それに野菜が添えられたお皿を持ち上げ

「映画?」
 
 って、聞くと

「えっと……宇宙人が地球を侵略しに来るヤツ……デカイ宇宙船が街を覆ってさ……」

 あと少しで出てきそうな、その映画のタイトルを思い出そうとしてるマコちゃん

「もしかして、アレ?」
 
 思い当たった映画のタイトルを言うと

「あっ、そうそう! それ!!」

 マコちゃんは痞えてたものが取れて、スッキリしたって声をあげた。

 クロワッサンの載ったお皿をマコちゃんの前に置きながら

「へぇ、マコちゃんそんな夢見たんだ。ホントに映画みたいな夢だね」

 マコちゃんから、夢の話しなんて今まで聞いたことなかったから、少しビックリしながら、ハリウッド的なその夢の話しに興味をそそられ

「それで、どうなったの?」

 オチが知りたくて聞くと
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