フリークス③
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説得力のある台詞に納得しながら
「今まで、私の周りにいた変なヤツは梨子だけだったから……」
十年以上付き合いのある、能天気な幼馴染の顔を思い浮かべると
「ああ……梨子は俺たちとはまた別の変だな」
同じく納得する声が左側から聞こえてきた。
トランクスから見ても、梨子はやっぱり変だってことは相当だなと思ってると
「そ、そうですか?」
梨子を変だと認識していない人間が、私の向かいで不思議そうな顔をしてた。
「いやいや。あいつ変でしょ。この地球に来た時、普通に受け入れたんですよ? 普通じゃないですよ」
「まぁ、確かに感覚が普通じゃないよな。やっぱそっちの地球でもおかしいんだ」
「うん、おかしい。あいつは普通じゃないから。だからイジメられたりしてたし」
何気なく言った言葉に「えっ?」と、正面に座る人物が反応すると
「ああ。そう言えば、そんなこと言ってた。でも、いつもマコちゃんに助けてもらってたって」
「……そうだったかなぁ」
思い当たりはしたが、気恥ずかしくて軽く受け流してると
「マコちゃんは私のヒーローだって言ってたけど」
思わぬ寒い台詞がトランクスの口から発せられ、瞬間ゾゾッと鳥肌が立った。
「うわっ、やめて! さむい寒い!! 何がヒーローだ!!」
顔を引き攣らせ、腕を擦ってると
「……ヒーローですか。真琴さんは梨子さんにとって大切な存在なんですね」
そう言って微笑むトランクスさんの顔は、少し寂しそうに見えた。
「今まで、私の周りにいた変なヤツは梨子だけだったから……」
十年以上付き合いのある、能天気な幼馴染の顔を思い浮かべると
「ああ……梨子は俺たちとはまた別の変だな」
同じく納得する声が左側から聞こえてきた。
トランクスから見ても、梨子はやっぱり変だってことは相当だなと思ってると
「そ、そうですか?」
梨子を変だと認識していない人間が、私の向かいで不思議そうな顔をしてた。
「いやいや。あいつ変でしょ。この地球に来た時、普通に受け入れたんですよ? 普通じゃないですよ」
「まぁ、確かに感覚が普通じゃないよな。やっぱそっちの地球でもおかしいんだ」
「うん、おかしい。あいつは普通じゃないから。だからイジメられたりしてたし」
何気なく言った言葉に「えっ?」と、正面に座る人物が反応すると
「ああ。そう言えば、そんなこと言ってた。でも、いつもマコちゃんに助けてもらってたって」
「……そうだったかなぁ」
思い当たりはしたが、気恥ずかしくて軽く受け流してると
「マコちゃんは私のヒーローだって言ってたけど」
思わぬ寒い台詞がトランクスの口から発せられ、瞬間ゾゾッと鳥肌が立った。
「うわっ、やめて! さむい寒い!! 何がヒーローだ!!」
顔を引き攣らせ、腕を擦ってると
「……ヒーローですか。真琴さんは梨子さんにとって大切な存在なんですね」
そう言って微笑むトランクスさんの顔は、少し寂しそうに見えた。