告白の行方③
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「ショックじゃないと言えば嘘になります。でも、伝えることが出来て良かったと思う気持ちの方が大きいので後悔はしてません。これも、真琴さんが背中を押してくれたおかげです。ありがとうございました」
そう礼を言うと、真琴さんは
「いえ。スッキリされたみたいでよかったです」
と言ってから
「でも。いま、何か浮かない顔してましたよ?」
疑うように、俺を見上げる強く光る黒い瞳にギクリとした。
何でも見通されてるような、その目にたじろぎながらも、何故か真琴さんには何を話しても受け入れてもらえるような、不思議な信頼感のようなものが俺の中で勝手に芽生えていた。
俺は、少し躊躇った後
「梨子さんに、好きな人がいると言われて……。それで、その相手が誰なのか少し気になってしまったんです。その相手は誰なんだろう? やっぱり、この世界のトランクスなんじゃないか? とか……。ははは……。もしそうなら、もう一人の自分に嫉妬したりして、恥ずかしいですね」
さっきより苦笑いを深め言うと
「気になりますか?」
少し間を置いてから、廊下の窓から外を眺めていた真琴さんが、ぼそっと尋ねてきた。
当然だろうが、その相手を知っている口ぶりに
「え、ええ……少し」
言葉を濁して答えると、真琴さんは外に向けていた顔を俺の方に向け
「梨子の好きな人は、トランクスさんです」
そう言うと
「トランクスさんじゃないですよ。前、ここにいて、未来に帰って行ったトランクスさんです」
と付け加えた。
そう礼を言うと、真琴さんは
「いえ。スッキリされたみたいでよかったです」
と言ってから
「でも。いま、何か浮かない顔してましたよ?」
疑うように、俺を見上げる強く光る黒い瞳にギクリとした。
何でも見通されてるような、その目にたじろぎながらも、何故か真琴さんには何を話しても受け入れてもらえるような、不思議な信頼感のようなものが俺の中で勝手に芽生えていた。
俺は、少し躊躇った後
「梨子さんに、好きな人がいると言われて……。それで、その相手が誰なのか少し気になってしまったんです。その相手は誰なんだろう? やっぱり、この世界のトランクスなんじゃないか? とか……。ははは……。もしそうなら、もう一人の自分に嫉妬したりして、恥ずかしいですね」
さっきより苦笑いを深め言うと
「気になりますか?」
少し間を置いてから、廊下の窓から外を眺めていた真琴さんが、ぼそっと尋ねてきた。
当然だろうが、その相手を知っている口ぶりに
「え、ええ……少し」
言葉を濁して答えると、真琴さんは外に向けていた顔を俺の方に向け
「梨子の好きな人は、トランクスさんです」
そう言うと
「トランクスさんじゃないですよ。前、ここにいて、未来に帰って行ったトランクスさんです」
と付け加えた。