ラスト・ナイトinCC②
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長い夕食の時間が終わったのは、九時を少し回った頃だった。
解散になった後すぐ部屋に戻り、ベッドに寝転がったが、全く眠れる気がしない。
時計を見ると深夜十二時を過ぎていて、寝ることを諦めた俺は、部屋を出ることにした。
とりあえず何か飲もうとキッチンに行き、冷蔵庫から五百mlのペットボトル入りの、ミネラルウォーターを取り出した。
何口か飲んで、そのまま中庭にでも行こうかと廊下を歩いてると、バルコニーに人影のようなものが見えた気がした。
っ!? こんな時間に誰だよ……?!
時間も時間だけに、変なものでも見たんじゃないかと思って、バルコニーへと出る部屋に向かい、そこから、そっとバルコニーを覗くと――。
そこにいたのは梨子で、俺はホッと胸を撫で下ろした。
……紛らわしいヤツだな。
そんなことを思いながら、バルコニーの手摺りに手を置き、夜空を見上げてる梨子に
「こんな時間に何やってんだよ?」
声を掛けると
「っトランクス君?!」
驚いた顔が振り返った。
俺同様、パジャマ姿の梨子に
「……眠れないのか?」
梨子の隣りに並び、バルコニーから見える、昼間とは打って変わって、まるで海の底みたいな薄気味悪い庭を眺めた。
すると、少しの沈黙の後「うん……」て、小さく頷く声は
「明日帰るんだって思うと、落ち着かなくて。眠れなくなっちゃった!」
明るい口調で答えてから
「トランクス君は?」
俺の顔を覗き込んできた。
「俺は、飲み物取りに行ってただけ」
解散になった後すぐ部屋に戻り、ベッドに寝転がったが、全く眠れる気がしない。
時計を見ると深夜十二時を過ぎていて、寝ることを諦めた俺は、部屋を出ることにした。
とりあえず何か飲もうとキッチンに行き、冷蔵庫から五百mlのペットボトル入りの、ミネラルウォーターを取り出した。
何口か飲んで、そのまま中庭にでも行こうかと廊下を歩いてると、バルコニーに人影のようなものが見えた気がした。
っ!? こんな時間に誰だよ……?!
時間も時間だけに、変なものでも見たんじゃないかと思って、バルコニーへと出る部屋に向かい、そこから、そっとバルコニーを覗くと――。
そこにいたのは梨子で、俺はホッと胸を撫で下ろした。
……紛らわしいヤツだな。
そんなことを思いながら、バルコニーの手摺りに手を置き、夜空を見上げてる梨子に
「こんな時間に何やってんだよ?」
声を掛けると
「っトランクス君?!」
驚いた顔が振り返った。
俺同様、パジャマ姿の梨子に
「……眠れないのか?」
梨子の隣りに並び、バルコニーから見える、昼間とは打って変わって、まるで海の底みたいな薄気味悪い庭を眺めた。
すると、少しの沈黙の後「うん……」て、小さく頷く声は
「明日帰るんだって思うと、落ち着かなくて。眠れなくなっちゃった!」
明るい口調で答えてから
「トランクス君は?」
俺の顔を覗き込んできた。
「俺は、飲み物取りに行ってただけ」