ラスト・ナイトinCC②
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ピアノの生演奏を聴くなんて、当分ないだろうな。
そう思いながら、俺はピアノを弾く梨子を見つめてた。
見ての通り、俺の周りは武道家ばかりで、音楽をやるようなヤツは一人もいない。
だから、ピアノやギターをやってる梨子は、俺たちからしたら、特異な存在だったと思う。
別に、音楽は嫌いじゃないし、よく聴いてる方だとは思うけど、こうして生で聴くなんてことは、滅多になかった。
俺たちは、梨子が来たことで、本物の「音楽」っていうものに、触れることが出来た気がする。
梨子が、ピアノやギターを弾いてると、最初は嫌そうな顔をしてたパパでさえ、いまでは腕を組んで、聴くようになった。
これにはママも驚いてたけど、もしかしたら、パパは「音楽」を聴くことで、何か得るものがあったのかもしれない。
そう思うと、音楽には力があるんだなと思った。
五曲ぐらい弾いたところで
「最後なんだし、梨子ちゃんの歌も聴きたいわ。そうね……ほら! あの歌! あの歌唄ってよ!」
ママが、少し前に流行ってた歌を、梨子にリクエストした。
ママのリクエストに「いいですよ」って、笑顔で答える梨子も、この地球に来て、人前でギターやピアノを弾きながら唄うことが平気になったって言ってたから、お互いにいい影響があったんだなと思うと、妙に嬉しい気持ちになった。
それは、多分。
その「いい影響」が、ずっと梨子の中に残って、この地球のことを、忘れないと思ったからだ。
そう思いながら、俺はピアノを弾く梨子を見つめてた。
見ての通り、俺の周りは武道家ばかりで、音楽をやるようなヤツは一人もいない。
だから、ピアノやギターをやってる梨子は、俺たちからしたら、特異な存在だったと思う。
別に、音楽は嫌いじゃないし、よく聴いてる方だとは思うけど、こうして生で聴くなんてことは、滅多になかった。
俺たちは、梨子が来たことで、本物の「音楽」っていうものに、触れることが出来た気がする。
梨子が、ピアノやギターを弾いてると、最初は嫌そうな顔をしてたパパでさえ、いまでは腕を組んで、聴くようになった。
これにはママも驚いてたけど、もしかしたら、パパは「音楽」を聴くことで、何か得るものがあったのかもしれない。
そう思うと、音楽には力があるんだなと思った。
五曲ぐらい弾いたところで
「最後なんだし、梨子ちゃんの歌も聴きたいわ。そうね……ほら! あの歌! あの歌唄ってよ!」
ママが、少し前に流行ってた歌を、梨子にリクエストした。
ママのリクエストに「いいですよ」って、笑顔で答える梨子も、この地球に来て、人前でギターやピアノを弾きながら唄うことが平気になったって言ってたから、お互いにいい影響があったんだなと思うと、妙に嬉しい気持ちになった。
それは、多分。
その「いい影響」が、ずっと梨子の中に残って、この地球のことを、忘れないと思ったからだ。