ラスト・ナイトinCC①
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もう二度と、好きな相手に会えなくなるっていうのに、この消極的な態度は如何なものかと思ってしまう。
普段から、少しぐらい強気な態度でいた方がいいんじゃないですか?
そうしたら、梨子はもっと早く、トランクスさんのことを好きになっていたかもしれないですよ。
昨夜の、梨子との就寝前トークを思い出し、心の中で、隣りに座るトランクスさんに、そう語りかけてた。
ま、いまになって、お互いが想い合うようになっても不幸なだけなので、梨子が、トランクスさんに対して持ち始めた感情のことは、黙っておくことにするが、傍で見てる者としては、何とも残念な結末だなと思う。
せめて、住む宇宙が一緒なら、二人の関係が深まっても、私は何も思わなかっただろう。
むしろ、梨子に「トランクスさんの住む未来の世界に、あんたが行けば?」なんて言って、梨子をけしかけてたかもしれない。
だが、住む世界も違えば、宇宙も違う。
もう、ここまで違えば、どうにも救いようがないと思うと
「縁がない」ってのは、こういうことを言うんだな。
そう実感して、無意識に、大きな溜息を吐いていた。
そんな私に気付き
「どうかしましたか?」
不思議そうに、顔を覗き込んでくるイケメンに
「……何でもないです」
息を吐くように答えて、私は食べかけの串焼きに噛り付いた。
とうもろこしに齧りつきながら、横目で隣りを見ると、綺麗な青い目は、寂し気に梨子を見つめていて、私は隣りに座る男の背中を、思いっ切り叩きたくなった。
普段から、少しぐらい強気な態度でいた方がいいんじゃないですか?
そうしたら、梨子はもっと早く、トランクスさんのことを好きになっていたかもしれないですよ。
昨夜の、梨子との就寝前トークを思い出し、心の中で、隣りに座るトランクスさんに、そう語りかけてた。
ま、いまになって、お互いが想い合うようになっても不幸なだけなので、梨子が、トランクスさんに対して持ち始めた感情のことは、黙っておくことにするが、傍で見てる者としては、何とも残念な結末だなと思う。
せめて、住む宇宙が一緒なら、二人の関係が深まっても、私は何も思わなかっただろう。
むしろ、梨子に「トランクスさんの住む未来の世界に、あんたが行けば?」なんて言って、梨子をけしかけてたかもしれない。
だが、住む世界も違えば、宇宙も違う。
もう、ここまで違えば、どうにも救いようがないと思うと
「縁がない」ってのは、こういうことを言うんだな。
そう実感して、無意識に、大きな溜息を吐いていた。
そんな私に気付き
「どうかしましたか?」
不思議そうに、顔を覗き込んでくるイケメンに
「……何でもないです」
息を吐くように答えて、私は食べかけの串焼きに噛り付いた。
とうもろこしに齧りつきながら、横目で隣りを見ると、綺麗な青い目は、寂し気に梨子を見つめていて、私は隣りに座る男の背中を、思いっ切り叩きたくなった。