アバウト・タイム⑤
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満足のいく夜にしなさいよ――。
たったいま、ママに言われた言葉が、胸に引っ掛かった。
ただ――。
「満足」って何だ?
自分に問いかけてた。
どうすれば、俺は「満足」する?
梨子に、何かして欲しいのか?
それとも、したいのか?
……いや、違う。
そういうのじゃない。
俺は、梨子がいなくなること、逢えなくなることが嫌なんだ。
梨子と、もっと一緒にいたい。
もっと話しがしたい。
もっと頼られたい。
それだけだ。
別に彼女にしたいとか、そういう気持ちは無い。
ただ、梨子にとって「特別な存在」でいたい。それだけだ。
ママの言葉から、今まで曖昧だった梨子への気持ちが整理され、胸の中がスッキリしたけど、思いに耽ってるうちに、コンロの上の肉は焦げはじめてた。
「あー、お肉焼き過ぎ。いいお肉なんだから、そんなに焼いたら勿体ないよ」
戻って来るなり、口を尖らす梨子に
「梨子が早く来ないからだろ。せっかく取っててやったんだから、焦げてても食べろよ」
少し焦げた肉をトングで摘まむと、コンロを隔て向かいに立つ梨子は「もう」と不満そうに、皿を差し出してきた。
「次は焼けたらすぐ食べれるように、近くにいろよな」
肉の他に、肉と野菜の刺さった串をコンロに乗せ、バーベキュー感を出した。
すると
「うん! 今度はレアで食べる!」
梨子は、胸が跳ねるような満面の笑みを俺に向けた。
たったいま、ママに言われた言葉が、胸に引っ掛かった。
ただ――。
「満足」って何だ?
自分に問いかけてた。
どうすれば、俺は「満足」する?
梨子に、何かして欲しいのか?
それとも、したいのか?
……いや、違う。
そういうのじゃない。
俺は、梨子がいなくなること、逢えなくなることが嫌なんだ。
梨子と、もっと一緒にいたい。
もっと話しがしたい。
もっと頼られたい。
それだけだ。
別に彼女にしたいとか、そういう気持ちは無い。
ただ、梨子にとって「特別な存在」でいたい。それだけだ。
ママの言葉から、今まで曖昧だった梨子への気持ちが整理され、胸の中がスッキリしたけど、思いに耽ってるうちに、コンロの上の肉は焦げはじめてた。
「あー、お肉焼き過ぎ。いいお肉なんだから、そんなに焼いたら勿体ないよ」
戻って来るなり、口を尖らす梨子に
「梨子が早く来ないからだろ。せっかく取っててやったんだから、焦げてても食べろよ」
少し焦げた肉をトングで摘まむと、コンロを隔て向かいに立つ梨子は「もう」と不満そうに、皿を差し出してきた。
「次は焼けたらすぐ食べれるように、近くにいろよな」
肉の他に、肉と野菜の刺さった串をコンロに乗せ、バーベキュー感を出した。
すると
「うん! 今度はレアで食べる!」
梨子は、胸が跳ねるような満面の笑みを俺に向けた。