アバウト・タイム④
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「私がこの地球にいられるのって、あと少しでしょ。だから、帰るまでに、トランクスさんとは、前みたいに話せるようになりたいなーって思ったの……」
さっきまでとは打って変わって、ややトーンダウンした声が返ってきた。
それもそうだろう。
誘ってすぐ
『トワとミラがいつ襲ってくるか分からない今、外に出掛けるのは危険です』
って言って、断られたんだから。
攫われそうになった直後に、そんな軽はずみなことを言える梨子に、その時は呆れたが、こうして布団に入るなり、トランクスさんの話しをはじめた梨子に引っ掛かり
「……あんた。まさか、トランクスさんのこと、好きになったんじゃないよね?」
ズバリ聞いてやった。
すると、すぐに
「っ違うよ! そんなんじゃないから!」
こっちに寝返りを打ったらしく、梨子の布団が、ガサッと大きく擦れる音がした。
「動揺」という、正直なリアクションをとる梨子に、私は内心「マジか……」と項垂れつつ
「あ、そ。それならよかった」
口ではあっさりそう言って、梨子の気持ちに気付かぬふりをしておいた。
今になって、やめてくれ……。
私は、良いのか悪いのか、微妙なタイミングでトランクスさんに好意を抱き始めた梨子に溜息が出た。
まったく。
今頃好きになるなよ!
そう心の中で愚痴りながら、梨子のトランクスさんへの気持ちが大きくなる前に
早く来てくれヴァドスさん!
と、私は暗い天井に向けて祈っていた。
さっきまでとは打って変わって、ややトーンダウンした声が返ってきた。
それもそうだろう。
誘ってすぐ
『トワとミラがいつ襲ってくるか分からない今、外に出掛けるのは危険です』
って言って、断られたんだから。
攫われそうになった直後に、そんな軽はずみなことを言える梨子に、その時は呆れたが、こうして布団に入るなり、トランクスさんの話しをはじめた梨子に引っ掛かり
「……あんた。まさか、トランクスさんのこと、好きになったんじゃないよね?」
ズバリ聞いてやった。
すると、すぐに
「っ違うよ! そんなんじゃないから!」
こっちに寝返りを打ったらしく、梨子の布団が、ガサッと大きく擦れる音がした。
「動揺」という、正直なリアクションをとる梨子に、私は内心「マジか……」と項垂れつつ
「あ、そ。それならよかった」
口ではあっさりそう言って、梨子の気持ちに気付かぬふりをしておいた。
今になって、やめてくれ……。
私は、良いのか悪いのか、微妙なタイミングでトランクスさんに好意を抱き始めた梨子に溜息が出た。
まったく。
今頃好きになるなよ!
そう心の中で愚痴りながら、梨子のトランクスさんへの気持ちが大きくなる前に
早く来てくれヴァドスさん!
と、私は暗い天井に向けて祈っていた。