アバウト・タイム④
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「ねぇ、マコちゃん」
「……ん?」
「トランクスさんが戦ってるところ、見たことある?」
「戦ってるとこ? そんなの毎日見てるけど」
「それって、相手はベジータさんか悟空さんだよね?」
「そうだけど。あ、たまにトランクスもね」
「そうじゃなくて、敵と戦ってるトランクスさん」
「敵? 敵って……ああ、トワとかミラとか?」
「そう! そういう本当の敵!」
やけに、熱のこもった口調の梨子を訝りながら、記憶を辿り「ない」と短く答えると
「そうなんだ!?」
消灯した真っ暗な部屋に、梨子の驚く声が響いた。
布団に入ったら、すぐに寝てしまいたい私にとって、寝る前の会話など、ただの時間の無駄でしかなく、梨子に呼ばれて返事をしてしまったことを、今になって後悔した。
こうなったら、さっさと会話を切り上げようと思い
「で。敵と戦うトランクスさんがどうした?」
梨子に結論を促すと
「あのね、敵と戦ってる時のトランクスさんて、すっごくカッコイイの!!」
キラキラ! ってエフェクトが見えそうな、ときめく声が返ってきた。
真っ暗な部屋には似合わない、そのテンションの高い声に
「……へぇ」
眉を寄せ、白けた呟きを漏らした私に
「ホントにカッコイイんだって! いつもの優しい感じじゃないの。ちょっと怖いの。だけど、それがすっごくカッコイイの!」
梨子は、トランクスさんの良さを伝えようと、熱い口調で私に訴えてきた。
「ふーん。ギャップってヤツか」
「……ん?」
「トランクスさんが戦ってるところ、見たことある?」
「戦ってるとこ? そんなの毎日見てるけど」
「それって、相手はベジータさんか悟空さんだよね?」
「そうだけど。あ、たまにトランクスもね」
「そうじゃなくて、敵と戦ってるトランクスさん」
「敵? 敵って……ああ、トワとかミラとか?」
「そう! そういう本当の敵!」
やけに、熱のこもった口調の梨子を訝りながら、記憶を辿り「ない」と短く答えると
「そうなんだ!?」
消灯した真っ暗な部屋に、梨子の驚く声が響いた。
布団に入ったら、すぐに寝てしまいたい私にとって、寝る前の会話など、ただの時間の無駄でしかなく、梨子に呼ばれて返事をしてしまったことを、今になって後悔した。
こうなったら、さっさと会話を切り上げようと思い
「で。敵と戦うトランクスさんがどうした?」
梨子に結論を促すと
「あのね、敵と戦ってる時のトランクスさんて、すっごくカッコイイの!!」
キラキラ! ってエフェクトが見えそうな、ときめく声が返ってきた。
真っ暗な部屋には似合わない、そのテンションの高い声に
「……へぇ」
眉を寄せ、白けた呟きを漏らした私に
「ホントにカッコイイんだって! いつもの優しい感じじゃないの。ちょっと怖いの。だけど、それがすっごくカッコイイの!」
梨子は、トランクスさんの良さを伝えようと、熱い口調で私に訴えてきた。
「ふーん。ギャップってヤツか」