アバウト・タイム②
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そう言ってから、ソーセージに噛り付いた。
口調は穏やかだけど、言ってることは、誰かさんに似てる気がして
「似なくてもいいところは似るものねぇ」
言ってることは正論なんだろうけど、冷たいっていうか、素直じゃないっていうか……。
ベジータの気質が、より強く出始めたような気がする我が子を見ながら、溜息を吐いた。
そして、それと同時にふと思った。
……でも、あの子はそうでもないわよね?
未来から来た、もう一人の息子。
いつも穏やかなあの子も、ベジータの気質が顔を出す時があるのかしら?
少し考えてみたけど、想像出来なくて、密かに首を傾げた。
「親の背中を見て育つ」って言うし、あの子の場合、物心ついた時にはベジータはいなかったから、ベジータの気質が表立って出ることはないのかもしれないわね。
未来からやって来た、ベジータの気質を感じない好青年な我が子と、目の前に座る、ベジータよろしくになってきた我が子の違いが可笑しくて、小さく笑ってると、そんな私を見たトランクスは、怪訝な顔で席を立ち
「ごちそうさま。行って来ます」
そう言って、学校へ行ってしまった。
「ねぇ。未来の私って、どんな感じ?」
研究室に来ていた、大人のトランクスに尋ねると
「未来の母さん……ですか?」
トランクスは、読んでいた「青の十六号電気液」のデータから、私の方に顔を向けた。
「そ。未来の私」
同じ私でも、やっぱりトランクスみたいに違うのかしら?
もう一人の自分への興味から、トランクスの答えを待ってると
「母さんは変わりませんよ」
口調は穏やかだけど、言ってることは、誰かさんに似てる気がして
「似なくてもいいところは似るものねぇ」
言ってることは正論なんだろうけど、冷たいっていうか、素直じゃないっていうか……。
ベジータの気質が、より強く出始めたような気がする我が子を見ながら、溜息を吐いた。
そして、それと同時にふと思った。
……でも、あの子はそうでもないわよね?
未来から来た、もう一人の息子。
いつも穏やかなあの子も、ベジータの気質が顔を出す時があるのかしら?
少し考えてみたけど、想像出来なくて、密かに首を傾げた。
「親の背中を見て育つ」って言うし、あの子の場合、物心ついた時にはベジータはいなかったから、ベジータの気質が表立って出ることはないのかもしれないわね。
未来からやって来た、ベジータの気質を感じない好青年な我が子と、目の前に座る、ベジータよろしくになってきた我が子の違いが可笑しくて、小さく笑ってると、そんな私を見たトランクスは、怪訝な顔で席を立ち
「ごちそうさま。行って来ます」
そう言って、学校へ行ってしまった。
「ねぇ。未来の私って、どんな感じ?」
研究室に来ていた、大人のトランクスに尋ねると
「未来の母さん……ですか?」
トランクスは、読んでいた「青の十六号電気液」のデータから、私の方に顔を向けた。
「そ。未来の私」
同じ私でも、やっぱりトランクスみたいに違うのかしら?
もう一人の自分への興味から、トランクスの答えを待ってると
「母さんは変わりませんよ」