ホール➄
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『まぁ……今回は仕方ないわ』
自分を納得させるような声に続いて
『それより、とりあえずミラの相手はあなたのパートナーに任せて、梨子ちゃんと一緒に元の世界に戻りなさい!』
強い口調が聞こえてきた。
その言葉に
「い、いや、しかし……!」
いまのミラをパートナーだけに任すのは躊躇われ、返事を渋ると
『いいから! 梨子ちゃんがその世界にいると危険よ! 早く二人で元居た世界に戻りなさい!』
更に強い口調が耳元で響いた。
これ以上躊躇うと、上司の機嫌を損ねかねない。そう思った俺は、隣りに立つパートナーに
「後は頼みます……!」
そう言って後を託すと、梨子さんの元へ駆け寄った。
「梨子さん! 大丈夫でしたか?!」
声を掛けると
「は、はい……大丈夫です」
突然、状況が変わったことに驚いているようで、ポカンとした顔でそう答えた。
ミラと闘うことに必死で、梨子さんを十分気に掛けることが出来なかったことを反省しながら
「あの人は俺のパートナーです。後は彼女に任せて、俺たちは元の世界に戻りましょう」
元居た世界へ帰還するため、梨子さんの手を取ると
「まったく、とんだ邪魔が入ったものね」
トワの苦々しい声が聞こえてきた。
「トワ……!」
その声の主を睨むと
「仕方ないから、今回は見逃してあげるわ」
トワは冷たい眼を俺たちに向けた。
そして
「でも、決して諦めたわけじゃないわよ」
また何かを企むだろう、不敵な笑みを浮かべた。
自分を納得させるような声に続いて
『それより、とりあえずミラの相手はあなたのパートナーに任せて、梨子ちゃんと一緒に元の世界に戻りなさい!』
強い口調が聞こえてきた。
その言葉に
「い、いや、しかし……!」
いまのミラをパートナーだけに任すのは躊躇われ、返事を渋ると
『いいから! 梨子ちゃんがその世界にいると危険よ! 早く二人で元居た世界に戻りなさい!』
更に強い口調が耳元で響いた。
これ以上躊躇うと、上司の機嫌を損ねかねない。そう思った俺は、隣りに立つパートナーに
「後は頼みます……!」
そう言って後を託すと、梨子さんの元へ駆け寄った。
「梨子さん! 大丈夫でしたか?!」
声を掛けると
「は、はい……大丈夫です」
突然、状況が変わったことに驚いているようで、ポカンとした顔でそう答えた。
ミラと闘うことに必死で、梨子さんを十分気に掛けることが出来なかったことを反省しながら
「あの人は俺のパートナーです。後は彼女に任せて、俺たちは元の世界に戻りましょう」
元居た世界へ帰還するため、梨子さんの手を取ると
「まったく、とんだ邪魔が入ったものね」
トワの苦々しい声が聞こえてきた。
「トワ……!」
その声の主を睨むと
「仕方ないから、今回は見逃してあげるわ」
トワは冷たい眼を俺たちに向けた。
そして
「でも、決して諦めたわけじゃないわよ」
また何かを企むだろう、不敵な笑みを浮かべた。
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