ホール③
夢小説設定
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それはきっと、この日、ずっと自分の無力さを感じてたから。
必要とされたい。
自分の存在を認めて欲しい。
そんな欲求を満たしたかったから。
だから、自分の存在価値が認められた気がして……「人質」として選ばれたことが、何だか嬉しかった。
このトワって人は、私に価値があると思ってくれてるんだ……。
じゃあ、別に「人質」になってもいいかも……。
なんて、軽い考えになっていってる自分がいた。
だから、普通ならますます警戒を強めるはずの私が、宙に浮かぶ二人を警戒を解いて見てたもんだから、そんな私に気付いて
「あら。驚かないのね? 面白い子」
赤い魔女は、可笑しそうに私を見て笑った。
その反応に
「梨子さん?」
トランクスさんは、私がどんなようすなのか窺うように、後ろを振り返った。
青い目と目が合った私は
「あ、えっと……」
思わず口籠っちゃった。
だって「人質」になることがイヤじゃないとか、どう考えてもオカシな子だもんね……。
もちろん、そんなこと言えるわけないから、そのまま黙ってると、トランクスさんは、私がこの状況に動揺してると思ったみたいで
「大丈夫です! 必ず、俺が梨子さんを元の世界に戻してみせますから!」
力強い言葉を掛けてくれた。
その言葉に
「っは、はい……」
って頷いてはみせたけど、私が変態的な考え方をしてるなんて、トランクスさんは全く思いもしないだろうから、こうして私が不安にならないように接してくれてるトランクスさんに、もの凄く悪いなって思った。
必要とされたい。
自分の存在を認めて欲しい。
そんな欲求を満たしたかったから。
だから、自分の存在価値が認められた気がして……「人質」として選ばれたことが、何だか嬉しかった。
このトワって人は、私に価値があると思ってくれてるんだ……。
じゃあ、別に「人質」になってもいいかも……。
なんて、軽い考えになっていってる自分がいた。
だから、普通ならますます警戒を強めるはずの私が、宙に浮かぶ二人を警戒を解いて見てたもんだから、そんな私に気付いて
「あら。驚かないのね? 面白い子」
赤い魔女は、可笑しそうに私を見て笑った。
その反応に
「梨子さん?」
トランクスさんは、私がどんなようすなのか窺うように、後ろを振り返った。
青い目と目が合った私は
「あ、えっと……」
思わず口籠っちゃった。
だって「人質」になることがイヤじゃないとか、どう考えてもオカシな子だもんね……。
もちろん、そんなこと言えるわけないから、そのまま黙ってると、トランクスさんは、私がこの状況に動揺してると思ったみたいで
「大丈夫です! 必ず、俺が梨子さんを元の世界に戻してみせますから!」
力強い言葉を掛けてくれた。
その言葉に
「っは、はい……」
って頷いてはみせたけど、私が変態的な考え方をしてるなんて、トランクスさんは全く思いもしないだろうから、こうして私が不安にならないように接してくれてるトランクスさんに、もの凄く悪いなって思った。