ホール①
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解ってる。
この前みたいに、危ないことに巻き込まれるかもしれないことくらい。
解ってる。
私がいても、何も出来ないことも。
そして、何にも出来ない自分が邪魔者扱いされてる気がして、そんな悔しさと寂しさから
私もこの地球にまだいる!
って、我儘言ってることも解ってる……。
あーあ……。
私にも何か力があればな……。
もし、私にマコちゃんの役に立てるような力があれば、マコちゃんに頼ってもらえるのに……。
そしたら、堂々と私も一緒にこの地球にいられるのに。
そんなことを考えながらピアノを弾いてたら、やっぱり全然上手く弾けなくて、気付けば全部の指で鍵盤を押さえつけてた。
ジャーーーン!!
ていう、乱暴に響く音を聞きながら、同時に大きな溜息を吐くと、私は勢いよく椅子から立ち上がった。
こんなイライラモヤモヤした気持ちじゃ、いい音なんて出せない!
ピアノにも悪いし、曲にも失礼だ!
そう思った私は、ピアノをカプセルに戻すと、ピアノの練習用として使ってる部屋を出た。
自分の部屋へ戻る途中、廊下の窓から見える真っ黒な夜の景色が目に入ってきて足を止めた。
いつもは気にもしてなかった、広い庭の方を向いてるその窓からは、ぽつぽつと小さな明かりが見える。
明るい時に見る、自然いっぱい! って感じの生き生きとした緑が生い茂る景色とは全然違ってた。
まさに、いまの自分の心の中を映してるような、鬱暗いその景色を見つめてると、何だか無性にその景色の中に入り込みたくなって、気付けば回れ右をしてた。
この前みたいに、危ないことに巻き込まれるかもしれないことくらい。
解ってる。
私がいても、何も出来ないことも。
そして、何にも出来ない自分が邪魔者扱いされてる気がして、そんな悔しさと寂しさから
私もこの地球にまだいる!
って、我儘言ってることも解ってる……。
あーあ……。
私にも何か力があればな……。
もし、私にマコちゃんの役に立てるような力があれば、マコちゃんに頼ってもらえるのに……。
そしたら、堂々と私も一緒にこの地球にいられるのに。
そんなことを考えながらピアノを弾いてたら、やっぱり全然上手く弾けなくて、気付けば全部の指で鍵盤を押さえつけてた。
ジャーーーン!!
ていう、乱暴に響く音を聞きながら、同時に大きな溜息を吐くと、私は勢いよく椅子から立ち上がった。
こんなイライラモヤモヤした気持ちじゃ、いい音なんて出せない!
ピアノにも悪いし、曲にも失礼だ!
そう思った私は、ピアノをカプセルに戻すと、ピアノの練習用として使ってる部屋を出た。
自分の部屋へ戻る途中、廊下の窓から見える真っ黒な夜の景色が目に入ってきて足を止めた。
いつもは気にもしてなかった、広い庭の方を向いてるその窓からは、ぽつぽつと小さな明かりが見える。
明るい時に見る、自然いっぱい! って感じの生き生きとした緑が生い茂る景色とは全然違ってた。
まさに、いまの自分の心の中を映してるような、鬱暗いその景色を見つめてると、何だか無性にその景色の中に入り込みたくなって、気付けば回れ右をしてた。