コンタクト③
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第四王妃を思い出し、表情を曇らせていると
、ソファに深く腰掛けていた真琴さんからは、重い溜息が漏れた。
そして、しばらくの沈黙の後、何かを思い出したように「あ」と声をあげた真琴さんは、体を前のめりにして
「コッカーさんへ伝言がないかポメ姫に聞いたんですよ。そしたら、自分で伝えるからいいって断られたんです。だから、コッカーさんの夢にポメ姫が出て来るかもしれません」
真琴さんから告げられた言葉に
「なっ?!」
私は驚きの声をあげてしまった。
そんな私の反応に、ニヤリと可笑しそうに笑う真琴さんを見て、私は先日見た夢のことを思い出した。
ポメ姫を追いかけるが追いつけないという、何とももどかしい、あの夢を。
私はあの夢を思い出し、小さく息を吐いてから
「実は先日、姫が私の夢に現れたのです。しかし、その夢は言葉を交わすどころか、姫が私から遠ざかって行く夢でした。姫が私の名を呼んだところで目が覚めたのですが、あの日以来、夢に姫は出て来ません……。でも、姫がそう仰られたなら、私の夢にも近々現れてくれるかもしれませんね」
期待を込め、表情を緩めると
「へぇー。じゃあ、今度は話せるといいですね」
真琴さんは私の話しを聞いて、今度は茶化すような笑みを浮かべた。
「ええ。次は言葉を交わせることを楽しみに、夢の中で姫を待ちたいと思います」
四十数年、夢の中ですら言葉を交わすことがなかった姫と、語ることが出来るかもしれない。
そう思うと、年甲斐もなく私の胸は高鳴った。
、ソファに深く腰掛けていた真琴さんからは、重い溜息が漏れた。
そして、しばらくの沈黙の後、何かを思い出したように「あ」と声をあげた真琴さんは、体を前のめりにして
「コッカーさんへ伝言がないかポメ姫に聞いたんですよ。そしたら、自分で伝えるからいいって断られたんです。だから、コッカーさんの夢にポメ姫が出て来るかもしれません」
真琴さんから告げられた言葉に
「なっ?!」
私は驚きの声をあげてしまった。
そんな私の反応に、ニヤリと可笑しそうに笑う真琴さんを見て、私は先日見た夢のことを思い出した。
ポメ姫を追いかけるが追いつけないという、何とももどかしい、あの夢を。
私はあの夢を思い出し、小さく息を吐いてから
「実は先日、姫が私の夢に現れたのです。しかし、その夢は言葉を交わすどころか、姫が私から遠ざかって行く夢でした。姫が私の名を呼んだところで目が覚めたのですが、あの日以来、夢に姫は出て来ません……。でも、姫がそう仰られたなら、私の夢にも近々現れてくれるかもしれませんね」
期待を込め、表情を緩めると
「へぇー。じゃあ、今度は話せるといいですね」
真琴さんは私の話しを聞いて、今度は茶化すような笑みを浮かべた。
「ええ。次は言葉を交わせることを楽しみに、夢の中で姫を待ちたいと思います」
四十数年、夢の中ですら言葉を交わすことがなかった姫と、語ることが出来るかもしれない。
そう思うと、年甲斐もなく私の胸は高鳴った。