コンタクト②
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『もし、あなたが完全に私の力を目醒めさせてしまったのなら、もう一度、私の力を別の者に移すことになります。そうなることを覚えておいてくださいね』
溜め息を吐くように、そう言った。
「……別の者に移す?」
意味がよく分からず、ポメ姫の言った言葉を繰り返すと
『あなたも私と同じように、命を絶つ。そういうことです』
ポメ姫は哀しそうな表情をしつつも、躊躇うようすもなく、私に向かってそう言った。
一瞬、何を言われたのか理解出来ず、ポカンとしてると
『そうすれば、私の力は更に深い眠りにつくことになります……。でも、私と同じことを、あなたにはさせたくありません。だから……いいですね? 自分の身を守れるだけの力を目醒めさせたなら、すぐに修行は止めるのですよ』
母親のような、菩薩のような……。「慈愛に満ちた」っていう、表現がふさわしい顔で私を見つめた。
そんな姫の顔に、私は軽くショックを受けた。
大して、私と歳の変わらないこの姫が、こんな聖母みたいな顔になれることに。
一体、どんな生き方をしてきたら、その表情を出せるのか……。
それを考えると、姫の人生は辛いものだったんだろうと想像出来て、私は自分の前世らしい、この姫に同情した。
厄介な力のせいで、死を選ぶことになった可哀そうなこの女 を。
私は心の中で、密かに溜息を吐き
「……分かりました」
ポメ姫の不安を解消するように一言そう答えてから
「あ。もし、力を目醒めさせ過ぎてたら、教えてください。私、この力の程度がよく分からないんで」
溜め息を吐くように、そう言った。
「……別の者に移す?」
意味がよく分からず、ポメ姫の言った言葉を繰り返すと
『あなたも私と同じように、命を絶つ。そういうことです』
ポメ姫は哀しそうな表情をしつつも、躊躇うようすもなく、私に向かってそう言った。
一瞬、何を言われたのか理解出来ず、ポカンとしてると
『そうすれば、私の力は更に深い眠りにつくことになります……。でも、私と同じことを、あなたにはさせたくありません。だから……いいですね? 自分の身を守れるだけの力を目醒めさせたなら、すぐに修行は止めるのですよ』
母親のような、菩薩のような……。「慈愛に満ちた」っていう、表現がふさわしい顔で私を見つめた。
そんな姫の顔に、私は軽くショックを受けた。
大して、私と歳の変わらないこの姫が、こんな聖母みたいな顔になれることに。
一体、どんな生き方をしてきたら、その表情を出せるのか……。
それを考えると、姫の人生は辛いものだったんだろうと想像出来て、私は自分の前世らしい、この姫に同情した。
厄介な力のせいで、死を選ぶことになった可哀そうなこの
私は心の中で、密かに溜息を吐き
「……分かりました」
ポメ姫の不安を解消するように一言そう答えてから
「あ。もし、力を目醒めさせ過ぎてたら、教えてください。私、この力の程度がよく分からないんで」