今日見る夢は予知夢か……？

　そう思って眠りについたが、今夜はようすが違っていた。

　私は久しぶりに、あの真っ白い空間に立っていた。

　一ヵ月程前に、毎日のように見ていた、あのポメ姫と思われる、発光体のように光る女性が現われる夢だ。

　久し振りに訪れた空間で、私はこれまでと同じように光を捜した。

　しかし、どこを見渡しても光りは見つけられず、立ち尽くしていると

『真琴……』

　突然名前を呼ばれ、ビックリした。

　いつも無音だった空間で聞こえた、声の主を捜し、キョロキョロ辺りを見回してると、目の前に、火が灯るようにあの発光体の女性が現われた。

　やっぱり、この人の声か……！

　予想していた通り、私の名前を呼んだ、光る女性をじっと凝視していると

『真琴……。私の声が聞こえるようになったのですね……』

　女性は、落ち着いた声でそう言うと、哀しそうな顔をした。

「ポメ姫……ですよね？」

　確信を持てずにいた疑問を、その女性に投げかけると

『……はい……そうです』

　女性はゆっくり頷いた。

　ようやくハッキリした、目の前の光る女性の正体に

　やっぱ、そうか。

　と、心の中で呟いてから

「あの……私に何か用ですか？」

　続けて、この人の正体と共に気になっていた、こうして度々夢に出て来る理由を尋ねた。

　するとポメ姫は

『……私がこうしてあなたの夢に現れるのは、あなたに伝えておかなければならないことがあるからです』

　目を閉じ、辛そうな顔をした。

　その顔からして、あまりよくないことだろうと予想しつつ