告白の行方①
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「よかったわね。梨子ちゃん元気になって」
にこにこした顔が覗き込んできた。
原因は自分にあるのだが、それを母さんに言えるわけもなく
「そ、そうですね」
と答えていると、梨子さんが厨房から戻って来た。
それを見計らうように
「ごちそうさま」
そう言って母さんは席を立ち、俺の方に視線を投げてから
「梨子ちゃん、悪いわね。片付けよろしくね」
にんまりとした笑顔を浮かべ、軽やかな足取りでレストランを出て行った。
母さんが出て行った途端、レストラン内の空気は明らかに気まずくなった。
いつも笑顔の梨子さんが、俯いたまま料理を並べる姿が居た堪れない。
何とか空気を変えようと
「あ、あの……梨子さん」
思い切って声を掛けると、彼女はピタッと動きを止めてから「は、はい」と、小さく返事をしてくれた。
俯いていて、どんな表情をしているかはハッキリと分からないが
言うなら……いまだ……!
そう思った俺は、意を決し
「この間は、すみませんでした……。その……あんなことを、してしまって……。でも、あれは……その……決して軽い気持ちでしたわけじゃなくて……その……」
そこまで言うと、俺は自分を落ち着かせるように間を置き、呼吸を整えてから
「梨子さん。俺……俺は、あなたのことが好きなんです」
と、二ヵ月あまり募らせていた想いを告げていた。
すると、梨子さんは俯いていた顔をパッと上げ、とても驚いた顔を俺に向けた。
にこにこした顔が覗き込んできた。
原因は自分にあるのだが、それを母さんに言えるわけもなく
「そ、そうですね」
と答えていると、梨子さんが厨房から戻って来た。
それを見計らうように
「ごちそうさま」
そう言って母さんは席を立ち、俺の方に視線を投げてから
「梨子ちゃん、悪いわね。片付けよろしくね」
にんまりとした笑顔を浮かべ、軽やかな足取りでレストランを出て行った。
母さんが出て行った途端、レストラン内の空気は明らかに気まずくなった。
いつも笑顔の梨子さんが、俯いたまま料理を並べる姿が居た堪れない。
何とか空気を変えようと
「あ、あの……梨子さん」
思い切って声を掛けると、彼女はピタッと動きを止めてから「は、はい」と、小さく返事をしてくれた。
俯いていて、どんな表情をしているかはハッキリと分からないが
言うなら……いまだ……!
そう思った俺は、意を決し
「この間は、すみませんでした……。その……あんなことを、してしまって……。でも、あれは……その……決して軽い気持ちでしたわけじゃなくて……その……」
そこまで言うと、俺は自分を落ち着かせるように間を置き、呼吸を整えてから
「梨子さん。俺……俺は、あなたのことが好きなんです」
と、二ヵ月あまり募らせていた想いを告げていた。
すると、梨子さんは俯いていた顔をパッと上げ、とても驚いた顔を俺に向けた。