ある夜の出来事②
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隣りでは、今日も修行に励んで来た父さんの、ぐっすり眠る背中が見える。
その背中を羨ましく思いながら、俺はそっと布団から抜け出すと、部屋を出ていた。
……外の空気でも吸って、気分を変えよう。
そう思ったのだが、部屋を出ると、リビングから灯りが漏れていて、囁くような話し声が聞こえてきた。
誰だ……?
気を読めば、リビングから感じるのは礼堯さんと智子さんの気で
……こんな時間に、珍しいな。
深夜一時を回った真夜中に、声を潜め話している二人の会話が気になり、いけない。と思いながらも、俺は気配を消してリビングにそっと近付き、聞き耳を立てていた。
しかし、聞こえてきたのは
「とうとう、来てしまったのかしら……」
「そうだな……。まるでかぐや姫だ……」
という、寂しそうに呟く智子さんの言葉と、その言葉にしんみりとしつつも、冗談めいた口調で返す礼堯さんの声だった。
そして、それ以降会話はなく、ただお茶を啜る音だけが、リビングから聞こえてきた。
どこか寂しげで、何か秘めたものがあるように感じられる二人の会話に、俺は聞いてはいけないことを耳にしてしまったような、そんな罪悪感に陥った。
しかし、その一方で、初めて聞く「カグヤヒメ」という言葉が気になり、俺は夫婦の内緒話しを盗み聞きしたバツの悪さを抱えながら、静かに自室へと戻ると、ノートパソコンを開いていた。
「カグヤヒメ」とは一体何か?
検索して出てきたのは「かぐや姫」という、昔話に登場する人物だった。
その背中を羨ましく思いながら、俺はそっと布団から抜け出すと、部屋を出ていた。
……外の空気でも吸って、気分を変えよう。
そう思ったのだが、部屋を出ると、リビングから灯りが漏れていて、囁くような話し声が聞こえてきた。
誰だ……?
気を読めば、リビングから感じるのは礼堯さんと智子さんの気で
……こんな時間に、珍しいな。
深夜一時を回った真夜中に、声を潜め話している二人の会話が気になり、いけない。と思いながらも、俺は気配を消してリビングにそっと近付き、聞き耳を立てていた。
しかし、聞こえてきたのは
「とうとう、来てしまったのかしら……」
「そうだな……。まるでかぐや姫だ……」
という、寂しそうに呟く智子さんの言葉と、その言葉にしんみりとしつつも、冗談めいた口調で返す礼堯さんの声だった。
そして、それ以降会話はなく、ただお茶を啜る音だけが、リビングから聞こえてきた。
どこか寂しげで、何か秘めたものがあるように感じられる二人の会話に、俺は聞いてはいけないことを耳にしてしまったような、そんな罪悪感に陥った。
しかし、その一方で、初めて聞く「カグヤヒメ」という言葉が気になり、俺は夫婦の内緒話しを盗み聞きしたバツの悪さを抱えながら、静かに自室へと戻ると、ノートパソコンを開いていた。
「カグヤヒメ」とは一体何か?
検索して出てきたのは「かぐや姫」という、昔話に登場する人物だった。