9ヵ月目①
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いままで出くわしたことのない状況に、完全に狼狽していると
「びょ、病院……病院……行かないと……」
女は痛みに耐えながら手を伸ばし、コンロの火を止め、ゆっくり立ち上がろうとした。
しかし、立ち上がるのも辛いらしく、腹に手を当てたまま動きを止める姿に
「っお、おい!」
俺は慌てて声をかけると、どうすべきか必死に頭を働かせた。
そして考えた結果、俺は梨子の姉に肩を貸し立ち上がらせると、玄関へ向かった。
外に出ると陽は落ち、辺りはすっかり暗くなっている。
俺はこれは好都合だとばかりに、梨子の姉の肩を抱え浮かび上がり、この女が通う病院まで飛んで向かうことにした。
覚えておいてよかったぜ!
以前、出かけた時の車中で、この女が自分が世話になっている病院がここだと話していたのを覚えていた。
あの時は「うるさい女だ」と苦々しく思っていたが、まさかこんなことになるとは思わず、病院の場所を聞かされていたことをよかったと思っていると
「……っ! ハァァ……ッ!」
痛みに耐える、盛大な息が漏れた。
「おい! 大丈夫か!?」
痛みに耐える女に声を掛け、俺は母体に負担がかからん程度にスピードを上げ、病院へと急いだ。
病院に着くなり
「おい! こいつを頼む!!」
俺は受付にいる女に向かって、声をあげていた。
妊婦を抱え飛び込んで来た俺の姿に緊急性を感じたらしく、受付の女が受話器を取ると、すぐに奥から、看護師が一人やって来た。
「びょ、病院……病院……行かないと……」
女は痛みに耐えながら手を伸ばし、コンロの火を止め、ゆっくり立ち上がろうとした。
しかし、立ち上がるのも辛いらしく、腹に手を当てたまま動きを止める姿に
「っお、おい!」
俺は慌てて声をかけると、どうすべきか必死に頭を働かせた。
そして考えた結果、俺は梨子の姉に肩を貸し立ち上がらせると、玄関へ向かった。
外に出ると陽は落ち、辺りはすっかり暗くなっている。
俺はこれは好都合だとばかりに、梨子の姉の肩を抱え浮かび上がり、この女が通う病院まで飛んで向かうことにした。
覚えておいてよかったぜ!
以前、出かけた時の車中で、この女が自分が世話になっている病院がここだと話していたのを覚えていた。
あの時は「うるさい女だ」と苦々しく思っていたが、まさかこんなことになるとは思わず、病院の場所を聞かされていたことをよかったと思っていると
「……っ! ハァァ……ッ!」
痛みに耐える、盛大な息が漏れた。
「おい! 大丈夫か!?」
痛みに耐える女に声を掛け、俺は母体に負担がかからん程度にスピードを上げ、病院へと急いだ。
病院に着くなり
「おい! こいつを頼む!!」
俺は受付にいる女に向かって、声をあげていた。
妊婦を抱え飛び込んで来た俺の姿に緊急性を感じたらしく、受付の女が受話器を取ると、すぐに奥から、看護師が一人やって来た。