第六宇宙からの帰還③
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「ただいま、母さん」
「っ?! トランクス?! ヤダ! あんた、どうしたのよ?!」
研究室にいた母さんに声をかけると、デスクの上の図面を睨んでいた母さんは勢いよく顔を上げ、驚いた顔をこちらに向けた。
「ちょっと、母さんに聞きたいことがあって……」
そう言いながら、研究室の中へ入ると
「聞きたいこと?」
母さんは不思議そうな顔をしてからすぐ
「それより、元気そうでよかったわ!」
安堵の表情を浮かべた。
その顔を見て、地球に帰ることがなかなか出来ず、会社も家のことも都の復興も……。全て母さん一人に任せきりにしてしまっていることを申し訳なく思いながら
「母さんも元気そうで良かったよ……」
弱い笑みを返すと
「私は大丈夫よ! 人造人間がいなくなって、都の復興や新製品の開発で毎日楽しくて仕方ないんだから!」
俺の心の中などお見通しなんだろう。
気にするなというふうな笑顔を見せてから
「それで、聞きたいことって何なの?」
目の前まで来た俺を見上げた。
「うん……。実は、この服のことを知らないかと思って……」
俺は、別の世界の母さんから渡された小さな紙袋から、梨子さんが乳児の時に着ていた、例のベビー服を取り出し見せた。
「ベビー服? だいぶ着古されてるわねー」
そう言いながら、広げたベビー服を見ていた母さんは「あぁ」と何かに気付いたという声を発すると
「この服、去年発売した服じゃない」
そう続けた。
「っ?! トランクス?! ヤダ! あんた、どうしたのよ?!」
研究室にいた母さんに声をかけると、デスクの上の図面を睨んでいた母さんは勢いよく顔を上げ、驚いた顔をこちらに向けた。
「ちょっと、母さんに聞きたいことがあって……」
そう言いながら、研究室の中へ入ると
「聞きたいこと?」
母さんは不思議そうな顔をしてからすぐ
「それより、元気そうでよかったわ!」
安堵の表情を浮かべた。
その顔を見て、地球に帰ることがなかなか出来ず、会社も家のことも都の復興も……。全て母さん一人に任せきりにしてしまっていることを申し訳なく思いながら
「母さんも元気そうで良かったよ……」
弱い笑みを返すと
「私は大丈夫よ! 人造人間がいなくなって、都の復興や新製品の開発で毎日楽しくて仕方ないんだから!」
俺の心の中などお見通しなんだろう。
気にするなというふうな笑顔を見せてから
「それで、聞きたいことって何なの?」
目の前まで来た俺を見上げた。
「うん……。実は、この服のことを知らないかと思って……」
俺は、別の世界の母さんから渡された小さな紙袋から、梨子さんが乳児の時に着ていた、例のベビー服を取り出し見せた。
「ベビー服? だいぶ着古されてるわねー」
そう言いながら、広げたベビー服を見ていた母さんは「あぁ」と何かに気付いたという声を発すると
「この服、去年発売した服じゃない」
そう続けた。
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