秋の終わりに願う事②
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このカプセルを、この地球の人間たちの目に晒すことは、絶対にしちゃいけない。
強く思いながら
「その中身って、ピアノだよな?」
「うん……」
「こっちで、使ってないよな?」
「うん」
ひそひそと梨子に、確認をとっていると
「それは絵具か?」
梨子の手元を不思議そうに覗き込み、おじさんが尋ねてきた。
ッ! 誤魔化さないと……!
ホイポイカプセルをどう誤魔化そうか。考えを巡らせていると
「あ、これはね……」
そう言うと梨子は、カチッとカプセルの上部を押し、何の躊躇いもなく、ホイポイカプセルを誰もいない場所へと放り投げた。
止める間もない、一瞬の出来事——。
地面に落ちるなり、ボォォォン! という音と共にモクモクとモヤが湧き立つ。
そして、しばらく待つと、壮麗なグランドピアノが目の前に現れた。
その瞬間、ウイスさんが宇宙船を出現させた時と同じような衝撃が走る。
この光景に、梨子の家族があんぐり口を開ける中、私は
「何してんの、あんたは!!」
大声をあげ、思いっ切り梨子の頭をはたいてた。
「えー。だって、みんなに見て欲しかったんだもん!」
口を尖らせる梨子に
「見て欲しいじゃないだろっ!!!」
噛みつくようにツッこんでいると
「い、いまのは、な、何だ……!?」
信じられないといったふうに、口をパクパクさせるおじさんが、私たちを見つめていた。
強く思いながら
「その中身って、ピアノだよな?」
「うん……」
「こっちで、使ってないよな?」
「うん」
ひそひそと梨子に、確認をとっていると
「それは絵具か?」
梨子の手元を不思議そうに覗き込み、おじさんが尋ねてきた。
ッ! 誤魔化さないと……!
ホイポイカプセルをどう誤魔化そうか。考えを巡らせていると
「あ、これはね……」
そう言うと梨子は、カチッとカプセルの上部を押し、何の躊躇いもなく、ホイポイカプセルを誰もいない場所へと放り投げた。
止める間もない、一瞬の出来事——。
地面に落ちるなり、ボォォォン! という音と共にモクモクとモヤが湧き立つ。
そして、しばらく待つと、壮麗なグランドピアノが目の前に現れた。
その瞬間、ウイスさんが宇宙船を出現させた時と同じような衝撃が走る。
この光景に、梨子の家族があんぐり口を開ける中、私は
「何してんの、あんたは!!」
大声をあげ、思いっ切り梨子の頭をはたいてた。
「えー。だって、みんなに見て欲しかったんだもん!」
口を尖らせる梨子に
「見て欲しいじゃないだろっ!!!」
噛みつくようにツッこんでいると
「い、いまのは、な、何だ……!?」
信じられないといったふうに、口をパクパクさせるおじさんが、私たちを見つめていた。