来訪者②
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「さて……。とりあえず、この子が目を覚まさない限り、ハッキリしそうにないわね」
胸の前で腕を組みながら、ブルマは溜息交じりにベッドに横たわる、もう一人のトランクスを見つめた。
確かに、このトランクスが意識を取り戻さない限り、何が起こっているのか解らない。
「この子、一体どの世界から来たのかしら……」
首を傾げながら、ベッドに横たわる自分の手当をし始めた母の言葉に、トランクスが右手を顎に添え考えていると、ふと、界王神の言った「時間の操作は重罪」という言葉を思い出した。
タイムマシンは、使えば世界が分離してしまう代物だ。
自分がタイムマシンを使ったことで、現在自分たちが生きるこの世界と、悟飯がセルを倒した世界、そして、自分がセルに殺された世界の三つが存在することは分かっている。
しかし、自分たちが把握出来てない世界もあるんじゃないだろうか……。
しかも、その把握出来てない世界は、一つや二つではないかもしれない……。
その考えに至ると、界王神の言う通り、タイムマシンは危険な代物に間違いなく、トランクスは険しい表情を浮かべていた。
だが、これは一つの考察であり、確かなことではない。
しかし、黙っていることも出来ず、トランクスがこの考えをブルマに話すと、楽観的なブルマも、さすがに決まりが悪そうな顔をし、押し黙ってしまった。
恐らく、母も自分が説いた考察を否定出来ないのだろう。
トランクスはそう思うと、短く息を吐き、どこの世界線から来たか分からない、ベッドで眠る自分を見つめた。
胸の前で腕を組みながら、ブルマは溜息交じりにベッドに横たわる、もう一人のトランクスを見つめた。
確かに、このトランクスが意識を取り戻さない限り、何が起こっているのか解らない。
「この子、一体どの世界から来たのかしら……」
首を傾げながら、ベッドに横たわる自分の手当をし始めた母の言葉に、トランクスが右手を顎に添え考えていると、ふと、界王神の言った「時間の操作は重罪」という言葉を思い出した。
タイムマシンは、使えば世界が分離してしまう代物だ。
自分がタイムマシンを使ったことで、現在自分たちが生きるこの世界と、悟飯がセルを倒した世界、そして、自分がセルに殺された世界の三つが存在することは分かっている。
しかし、自分たちが把握出来てない世界もあるんじゃないだろうか……。
しかも、その把握出来てない世界は、一つや二つではないかもしれない……。
その考えに至ると、界王神の言う通り、タイムマシンは危険な代物に間違いなく、トランクスは険しい表情を浮かべていた。
だが、これは一つの考察であり、確かなことではない。
しかし、黙っていることも出来ず、トランクスがこの考えをブルマに話すと、楽観的なブルマも、さすがに決まりが悪そうな顔をし、押し黙ってしまった。
恐らく、母も自分が説いた考察を否定出来ないのだろう。
トランクスはそう思うと、短く息を吐き、どこの世界線から来たか分からない、ベッドで眠る自分を見つめた。