世界迷作童話 その4
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そして、舞踏会の日がやって来ました。
「それじゃあ、すまねぇな……メディカ」
「いいのよ、お母様。ドレスがないんだもん、仕方ないわ」
「本当にゴメンなさいね、メディカ。私がドレスを譲ってもらって……」
「いいのよ、お姉様。私より、お姉様の方が美人だから、花嫁に選ばれる確立が高いもの!」
「でも、歳はメディカの方が王子様と近いのよ……」
「いいの! 歳なんて関係ないわよ」
「そうよ、歳が何よ! 私が選ばれるかもしれないでしょ!」
「ふふっ、そうね! パンちゃんが選ばれるかもしれないものね!」
メディカがそう言うと
「そうだべ! 歳なんて、関係ねぇだ! オラだって、分かんねぇべ!」
チチは大きく頷き
「じゃあ、メディカ。オラたち舞踏会に行って来るべ、留守番頼むだぞ!」
母親の発言にポカンとするビーデルとパンを引き連れ、張り切ってお城へと向かったのでした。
「舞踏会か……。お城の中に入れる機会なんてないし、ちょっと行きたかったな……」
夜になり、メディカが部屋の窓から、光で溢れる城を眺めていると
「城に行きたいか?」
突然、後ろから声がしました。
メディカが驚いて振り向くと、そこには白いマントを身に着けた、緑色の……まるで魔王のような者が立っていたのです。
薄暗い部屋の入り口に立つその人物に
「ヒッ……!」
と、メディカが叫び声をあげそうになると
「心配するな。俺は魔王などではない。魔法使いだ」
「それじゃあ、すまねぇな……メディカ」
「いいのよ、お母様。ドレスがないんだもん、仕方ないわ」
「本当にゴメンなさいね、メディカ。私がドレスを譲ってもらって……」
「いいのよ、お姉様。私より、お姉様の方が美人だから、花嫁に選ばれる確立が高いもの!」
「でも、歳はメディカの方が王子様と近いのよ……」
「いいの! 歳なんて関係ないわよ」
「そうよ、歳が何よ! 私が選ばれるかもしれないでしょ!」
「ふふっ、そうね! パンちゃんが選ばれるかもしれないものね!」
メディカがそう言うと
「そうだべ! 歳なんて、関係ねぇだ! オラだって、分かんねぇべ!」
チチは大きく頷き
「じゃあ、メディカ。オラたち舞踏会に行って来るべ、留守番頼むだぞ!」
母親の発言にポカンとするビーデルとパンを引き連れ、張り切ってお城へと向かったのでした。
「舞踏会か……。お城の中に入れる機会なんてないし、ちょっと行きたかったな……」
夜になり、メディカが部屋の窓から、光で溢れる城を眺めていると
「城に行きたいか?」
突然、後ろから声がしました。
メディカが驚いて振り向くと、そこには白いマントを身に着けた、緑色の……まるで魔王のような者が立っていたのです。
薄暗い部屋の入り口に立つその人物に
「ヒッ……!」
と、メディカが叫び声をあげそうになると
「心配するな。俺は魔王などではない。魔法使いだ」