明るい未来
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「じゃあ、このプロジェクトは予定通り進めてくれ」
「ありがとうございます!」
「このプロジェクトが上手くいけば、多くの人が自由に宇宙に行けるようになる。そうなれば、また新たな事業展開が期待出来るはずだ」
「お任せ下さい! このプロジェクト、必ず成功させてみせます!!」
「ああ。期待しているよ」
「はい! それでは、失礼致します!!」
そう言うと、白髪混じりの男性社員は一礼し社長室を出て行った。
自分よりぐんと年下の若者に頭を下げるのはどんな気分なのか?
この社長が就任した当時は思ったものだが、頭のキレも人当たりも良く、そして見た目も申し分ない若い社長に社員たちはすっかり魅せられ、皆やる気に満ちていた。
「この会社はまだまだ安泰ね」
傍に控えていた秘書の彼女はそう思うと、チラリと若い上司の顔を窺った。
少し前までは仕事中の逃亡、会議中のラジオなど当たり前だった彼が、最近は何故か真面目に仕事をこなしている。
どういった心境の変化か……?
そう思い考えたが、思いつくことはやはり「女性」だろうということだった。
現に、密かにニヤニヤと頬を緩め、締りのない顔をしていることが増えた。
携帯電話をいじっていることも増えた。
何を思い出しているのか、頬を染めていることさえある……。
怪訝な顔を向けると、本人は慌てて誤魔化しているが、全く誤魔化せていない。
バレバレだ。
まぁ、私は仕事さえちゃんとしてくれたらいいんだけど……。
秘書の彼女はそう思いながら、女性社員からも取引先からも大人気の彼を射止めたのがどんな女性なのか、気になって仕方がないのであった。
「ありがとうございます!」
「このプロジェクトが上手くいけば、多くの人が自由に宇宙に行けるようになる。そうなれば、また新たな事業展開が期待出来るはずだ」
「お任せ下さい! このプロジェクト、必ず成功させてみせます!!」
「ああ。期待しているよ」
「はい! それでは、失礼致します!!」
そう言うと、白髪混じりの男性社員は一礼し社長室を出て行った。
自分よりぐんと年下の若者に頭を下げるのはどんな気分なのか?
この社長が就任した当時は思ったものだが、頭のキレも人当たりも良く、そして見た目も申し分ない若い社長に社員たちはすっかり魅せられ、皆やる気に満ちていた。
「この会社はまだまだ安泰ね」
傍に控えていた秘書の彼女はそう思うと、チラリと若い上司の顔を窺った。
少し前までは仕事中の逃亡、会議中のラジオなど当たり前だった彼が、最近は何故か真面目に仕事をこなしている。
どういった心境の変化か……?
そう思い考えたが、思いつくことはやはり「女性」だろうということだった。
現に、密かにニヤニヤと頬を緩め、締りのない顔をしていることが増えた。
携帯電話をいじっていることも増えた。
何を思い出しているのか、頬を染めていることさえある……。
怪訝な顔を向けると、本人は慌てて誤魔化しているが、全く誤魔化せていない。
バレバレだ。
まぁ、私は仕事さえちゃんとしてくれたらいいんだけど……。
秘書の彼女はそう思いながら、女性社員からも取引先からも大人気の彼を射止めたのがどんな女性なのか、気になって仕方がないのであった。