世界迷作童話 その2
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「あーあ、触っちゃった。……ま、仕方ないわね。こうしないと話しが進まないみたいだし。さてと。これで私のする事も終わったし、帰ろっと!」
糸車を回していた魔法使いパンは、黒いローブを脱ぐと空へと消えてしまいました。
そして、姫にかけられた呪いは姫だけでなく、城の人々までも深い眠りにつかせ、城も人の侵入を防ぐように、たちまちいばらで覆われてしまったのです。
それから長い年月が過ぎたある日、1人の王子が国を訪れ、いばらに覆われた城を見つけました。
「うっわー!! 何だこれ……。めちゃくちゃ痛そうだなぁ」
王子が顔を顰めたまま城を素通りしようとすると、白い髭をたくわえた老人が近くを通りかかりました。
「あ、お爺さん!この棘だらけの建物何なの?」
王子が尋ねると、その老人は
「ああ、これは城じゃよ。呪いがかけられとるらしくてな。中に入ることが出来んのじゃ」
白く長い髭をさすりながら答えました。
「へぇ……お城かぁ……」
「わしの聞いた話しじゃと、ピチピチの美人なお姫様が眠っとるらしいぞ」
「えっ!? それ、ホント!?」
興奮する王子の問いに老人は頷くと
「何でも、キスをしたら姫は眠りから覚めるそうじゃ」
そう続けると、王子の目の色は明らかに変わりました。
「よーし! そんなこと聞いたら、無視は出来ないぞ……! 俺……いや、僕が必ず姫を眠りから目覚めさせてあげよう!!」
高らかに声をあげると、王子は手に気弾を作り、城を覆ういばらを吹き飛ばしながら、城の中へと入って行ったのでした。
糸車を回していた魔法使いパンは、黒いローブを脱ぐと空へと消えてしまいました。
そして、姫にかけられた呪いは姫だけでなく、城の人々までも深い眠りにつかせ、城も人の侵入を防ぐように、たちまちいばらで覆われてしまったのです。
それから長い年月が過ぎたある日、1人の王子が国を訪れ、いばらに覆われた城を見つけました。
「うっわー!! 何だこれ……。めちゃくちゃ痛そうだなぁ」
王子が顔を顰めたまま城を素通りしようとすると、白い髭をたくわえた老人が近くを通りかかりました。
「あ、お爺さん!この棘だらけの建物何なの?」
王子が尋ねると、その老人は
「ああ、これは城じゃよ。呪いがかけられとるらしくてな。中に入ることが出来んのじゃ」
白く長い髭をさすりながら答えました。
「へぇ……お城かぁ……」
「わしの聞いた話しじゃと、ピチピチの美人なお姫様が眠っとるらしいぞ」
「えっ!? それ、ホント!?」
興奮する王子の問いに老人は頷くと
「何でも、キスをしたら姫は眠りから覚めるそうじゃ」
そう続けると、王子の目の色は明らかに変わりました。
「よーし! そんなこと聞いたら、無視は出来ないぞ……! 俺……いや、僕が必ず姫を眠りから目覚めさせてあげよう!!」
高らかに声をあげると、王子は手に気弾を作り、城を覆ういばらを吹き飛ばしながら、城の中へと入って行ったのでした。