二人の夜明け
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの夜、もし勇気を出して気持ちを打ち明けていれば、こんなにも遠回りせずに2人の関係は深まっていたのにな……。
そう思うと、まったくもって恋愛というのは面倒なものだと思いながら、トランクスは自身の不甲斐無さを正当化した。
お互い想いが通じた後なら、メディカのように、さらりと片想い当時の気持ちを告白出来ることが滑稽に思える。
気持ちが通じる前は、きっとお互いの言動行動の一つ一つにドキドキしていたんだろうなと思うと、自嘲の笑みが浮かんだ。
黒い髪の匂いを嗅ぎながら、恋愛の醍醐味とでもいうべき、その仕組みに頭を巡らせていると
「トランクスさんは? あの時の願い事、いつか教えてくれるって言ってたけど……」
――教えてもらえる?
そう、ねだるように尋ねてきた彼女に言葉が詰まった。
一線を越えたとはいえ、あまりにも直接的な願望を口にするのが憚られる。
「えっと……」
思い出す様に視線を上に向けてから
「あの時は……こんなことを、メディカさんと出来ますように……って」
誤魔化すように、抱きしめているメディカの首筋に口付け、背中に回していた手を下の方に滑らせた。
「っん!やっ、も、もう……!」
くすぐったそうに小さく体を震わすメディカに
「はは……。2人とも願いが叶ったみたいでよかったよ」
満足そうに微笑むと「もう……!」と、恥ずかしそうにしつつも、嬉しそうに微笑んだメディカは、ますますトランクスに体を密着させると、トランクスはその白い裸体を抱きしめ、瞼を閉じたのだった。
そう思うと、まったくもって恋愛というのは面倒なものだと思いながら、トランクスは自身の不甲斐無さを正当化した。
お互い想いが通じた後なら、メディカのように、さらりと片想い当時の気持ちを告白出来ることが滑稽に思える。
気持ちが通じる前は、きっとお互いの言動行動の一つ一つにドキドキしていたんだろうなと思うと、自嘲の笑みが浮かんだ。
黒い髪の匂いを嗅ぎながら、恋愛の醍醐味とでもいうべき、その仕組みに頭を巡らせていると
「トランクスさんは? あの時の願い事、いつか教えてくれるって言ってたけど……」
――教えてもらえる?
そう、ねだるように尋ねてきた彼女に言葉が詰まった。
一線を越えたとはいえ、あまりにも直接的な願望を口にするのが憚られる。
「えっと……」
思い出す様に視線を上に向けてから
「あの時は……こんなことを、メディカさんと出来ますように……って」
誤魔化すように、抱きしめているメディカの首筋に口付け、背中に回していた手を下の方に滑らせた。
「っん!やっ、も、もう……!」
くすぐったそうに小さく体を震わすメディカに
「はは……。2人とも願いが叶ったみたいでよかったよ」
満足そうに微笑むと「もう……!」と、恥ずかしそうにしつつも、嬉しそうに微笑んだメディカは、ますますトランクスに体を密着させると、トランクスはその白い裸体を抱きしめ、瞼を閉じたのだった。