それは魔法の言葉
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
まさか「ありがとう」など言ってもらえるとは思ってもおらず、呆けた顔をしていると、メディカの腹部に自分が吐きだした欲がそのままになっているのが目に入った。
慌てて起き上がり、タオルを掴むと「ゴ、ゴメン!!」と、白濁した液を拭き取り、防寒用にと置いてあったブランケットを、乱れた着衣のままのメディカに掛けた。
「ありがとう」
そう言って、恥ずかしそうに微笑むメディカに、トランクスはただただバツが悪くなった。
まさか行為に及ぶことになるは思わず、ティッシュ……それにコンドームさえも用意せずにコトに及んでしまった、薄っぺらで細い蜘蛛の糸ような理性の持ち主である自分が恥ずかしくなる。
夜露で濡れた時に望遠鏡のレンズを拭く為にと、タオルを準備しておいてよかったとホッとしながらも、後先考えずに##RUBY#盛#さか##った自分が情けなくて仕方ない。
紳士でいよう……。そんな誓いを立てたのはどこの誰だ……。
これじゃあ、いつかのゾウガメと何ら変わらないじゃないか……。
最低な男だ……俺は……。
思わず頭を抱え、自己嫌悪に陥っていると、起き上がったメディカがぴとりと抱きついてきた。
ブランケットにくるまり、胸に頬を寄せてきたメディカが
「幸せ……」
そう呟くのを聞いたトランクスは、ハッとした。
幸せ――。
そのシンプルな言葉は、まるで魔法のように胸にストンと落ちると、トランクスの心を覆っていた、後悔と悦びで入り混じった気持ちを簡単に取り去ってしまった。
慌てて起き上がり、タオルを掴むと「ゴ、ゴメン!!」と、白濁した液を拭き取り、防寒用にと置いてあったブランケットを、乱れた着衣のままのメディカに掛けた。
「ありがとう」
そう言って、恥ずかしそうに微笑むメディカに、トランクスはただただバツが悪くなった。
まさか行為に及ぶことになるは思わず、ティッシュ……それにコンドームさえも用意せずにコトに及んでしまった、薄っぺらで細い蜘蛛の糸ような理性の持ち主である自分が恥ずかしくなる。
夜露で濡れた時に望遠鏡のレンズを拭く為にと、タオルを準備しておいてよかったとホッとしながらも、後先考えずに##RUBY#盛#さか##った自分が情けなくて仕方ない。
紳士でいよう……。そんな誓いを立てたのはどこの誰だ……。
これじゃあ、いつかのゾウガメと何ら変わらないじゃないか……。
最低な男だ……俺は……。
思わず頭を抱え、自己嫌悪に陥っていると、起き上がったメディカがぴとりと抱きついてきた。
ブランケットにくるまり、胸に頬を寄せてきたメディカが
「幸せ……」
そう呟くのを聞いたトランクスは、ハッとした。
幸せ――。
そのシンプルな言葉は、まるで魔法のように胸にストンと落ちると、トランクスの心を覆っていた、後悔と悦びで入り混じった気持ちを簡単に取り去ってしまった。