天体観測の夜①
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8帖ほどの個室は、ベッドと机、それに小型の冷蔵庫とクローゼットがあるだけのシンプルな部屋だった。
ルームウェアに着替えたメディカは、窓際に置かれたベッドに腰掛けると小さく息を吐き
「そうだよね……。今日は星を見に来たんだもんね……」
小さく呟いて、ベッドに潜り込んだ。
流星群を見るのが本来の目的だが、トランクスとやっと甘い夜が過ごせる。
そう期待していた。
胸の中がモヤモヤする。
近くにいる彼が遠く感じる。
私ってば何考えてるの……。胸の中でそう言って、メディカは目を閉じた。
彼はただ、純粋に流星を見たかっただけなのかもしれない……。
そう思うと、不純な動機で今日のデートに臨んでいることにメディカは恥ずかしくなり、顔まで布団を持ち上げるのだった。
一方、左側の個室に入ったトランクスも、メディカと同様ベッドに座り込み、悶々としていた。
「くそぉ……」
呻くように口にしながら、紳士な振りをしてメディカに先に休むように言ったことを後悔する。
やっと辿り着いたお泊りデート。
やっと巡ってきた、その時――!
なのに
「何やってるんだ、俺は……!」
拳を握り、唇をギュッと結んだ。
今すぐにでも彼女を抱きたい!
そんな衝動に駆られるも「それはダメだ!」と、理性という名のもう1人の自分が声を上げる。
こうしてトランクスは、睡魔に襲われるまで、己の中に存在する欲望と理性の狭間で、ゆらゆらと揺れ続けるのだった。
ルームウェアに着替えたメディカは、窓際に置かれたベッドに腰掛けると小さく息を吐き
「そうだよね……。今日は星を見に来たんだもんね……」
小さく呟いて、ベッドに潜り込んだ。
流星群を見るのが本来の目的だが、トランクスとやっと甘い夜が過ごせる。
そう期待していた。
胸の中がモヤモヤする。
近くにいる彼が遠く感じる。
私ってば何考えてるの……。胸の中でそう言って、メディカは目を閉じた。
彼はただ、純粋に流星を見たかっただけなのかもしれない……。
そう思うと、不純な動機で今日のデートに臨んでいることにメディカは恥ずかしくなり、顔まで布団を持ち上げるのだった。
一方、左側の個室に入ったトランクスも、メディカと同様ベッドに座り込み、悶々としていた。
「くそぉ……」
呻くように口にしながら、紳士な振りをしてメディカに先に休むように言ったことを後悔する。
やっと辿り着いたお泊りデート。
やっと巡ってきた、その時――!
なのに
「何やってるんだ、俺は……!」
拳を握り、唇をギュッと結んだ。
今すぐにでも彼女を抱きたい!
そんな衝動に駆られるも「それはダメだ!」と、理性という名のもう1人の自分が声を上げる。
こうしてトランクスは、睡魔に襲われるまで、己の中に存在する欲望と理性の狭間で、ゆらゆらと揺れ続けるのだった。