煽り
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ある日曜日の朝――。
「まったく、ベジータったら!!」
朝からご立腹の母ブルマを見て
「パパとママまたケンカしたみたいね。ホント、いつまでも仲が良いわよねー」
ブラは毎度の両親のケンカを茶化すと
「そう言えば、お兄ちゃんとお姉ちゃんてケンカするの?」
読んでいた雑誌から顔を上げ、兄トランクスに尋ねた。
タブレットの画面を見つめたまま「ないよ」と即答するトランクスに
「ふーん。そうよね。お兄ちゃんもお姉ちゃんも怒ったりしなさそうだもんね」
ブラはメディカを思い浮かべ納得した。
いつも穏やかに笑っているメディカが、母のように眉を吊り上げ怒っているところなど想像出来ない。
それぐらい、メディカは寛大で寛容で穏やかな人だ。
そして兄も、滅多なことで怒るタイプじゃない。
確かに、そんな二人がケンカすることなどないだろう。
しかし――。
「ねぇ。でも、それってどうなの? ケンカしないようにお互い我慢してたりするんじゃないの?」
ブラが疑問を口にすると
「我慢なんてしてないよ」
トランクスは淡々とした口調で答えた。
クールぶりながら「俺たちは大丈夫だ」と自信満々に幸せを噛み締めている兄の言葉に、ブラの悪戯心にチリッと火が付いた。
「でも、お姉ちゃんはそうとは限らないわよ。もしかしたら、お姉ちゃんはお兄ちゃんにすごーーく不満があるけど、我慢してるだけかもしれないじゃない?」
不安を煽ると
「俺たちはお互い言いたいことがあれば言うようにしてるから大丈夫だ」
「まったく、ベジータったら!!」
朝からご立腹の母ブルマを見て
「パパとママまたケンカしたみたいね。ホント、いつまでも仲が良いわよねー」
ブラは毎度の両親のケンカを茶化すと
「そう言えば、お兄ちゃんとお姉ちゃんてケンカするの?」
読んでいた雑誌から顔を上げ、兄トランクスに尋ねた。
タブレットの画面を見つめたまま「ないよ」と即答するトランクスに
「ふーん。そうよね。お兄ちゃんもお姉ちゃんも怒ったりしなさそうだもんね」
ブラはメディカを思い浮かべ納得した。
いつも穏やかに笑っているメディカが、母のように眉を吊り上げ怒っているところなど想像出来ない。
それぐらい、メディカは寛大で寛容で穏やかな人だ。
そして兄も、滅多なことで怒るタイプじゃない。
確かに、そんな二人がケンカすることなどないだろう。
しかし――。
「ねぇ。でも、それってどうなの? ケンカしないようにお互い我慢してたりするんじゃないの?」
ブラが疑問を口にすると
「我慢なんてしてないよ」
トランクスは淡々とした口調で答えた。
クールぶりながら「俺たちは大丈夫だ」と自信満々に幸せを噛み締めている兄の言葉に、ブラの悪戯心にチリッと火が付いた。
「でも、お姉ちゃんはそうとは限らないわよ。もしかしたら、お姉ちゃんはお兄ちゃんにすごーーく不満があるけど、我慢してるだけかもしれないじゃない?」
不安を煽ると
「俺たちはお互い言いたいことがあれば言うようにしてるから大丈夫だ」