「おめぇがサタンもぐらと結婚するって聞いてよ、オラおめぇを迎えに来たんだ。なぁ、今度こそ一緒にオラと行こうぜ！」

　明るく人の良い笑顔を向けられ、メディカは

「お願いします！」

　そう答えると、悟空ツバメの背に乗りチチの家から……サタンもぐらとの結婚から逃げ出したのでした。


　悟空ツバメが連れて行ってくれたのは、西の都という文明が発達した国でした。

　そこにはカプセルコーポレーションという城があり、ブルマという女王様が国を治めていました。

　悟空ツバメはブルマ女王と仲が良く、メディカのことも女王に話していたのでした。

　ブルマ女王はメディカを見るなり

「へぇ、カワイイ子じゃない！　あの子の結婚相手に丁度いいわ！」

　と、とてもメディカを気に入りました。

　これまでの経験上、この展開に嫌な予感しかせず、ここに来たことを後悔しはじめていたメディカでしたが、女王の息子であるトランクス王子を見た途端、そんな後悔は吹き飛んでしまいました。

　何故なら、トランクス王子はとーってもカッコ良くて、優しそうな人だったからです。

　そして、トランクス王子も清楚で柔らかい雰囲気のメディカを、一目見て気に入りました。

　すぐに惹かれ合い恋に落ちた二人は、結婚し末永く幸せに暮らしましたとさ。

　めでたし、めでたし～。