「すみません。勝手に私たちの村に連れて来たりして……。あなたが倒れてると思って、ピッコロさんがここに連れて来たんです。悪意はないので、心配しないでください！」
　
　デンデから自分がここにいる経緯を聞いたメディカは

「そうだったんですね。私の方こそご心配をおかけしたみたいで、すみません……」

　そう言って、ナメック星人たちにお礼を言うと、自分が小川を流れていた理由を話したのでした。
　
「勘違いとはいえ、勝手にここに連れて来たことは謝る。すまなかったな……」

　メディカの話しを聞いて、謝罪するピッコロでしたが

「しかし、このまま俺たちの村におまえを住まわせるわけにはいかん。悪いが、俺の知り合いのところへ行ってもらう」

　そう言われ、メディカはピッコロの知り合いの家に行くことになりました。

　ピッコロに連れられ向かったのは、チチという野ネズミのおばさ……いえ、お姉さんのところでした。

「あれ、ピッコロでねぇか！　どうしただ？」

「すまないが、こいつの面倒を見てやって欲しい」

「あれ！？　カワイイ娘っ子でねぇか！　うん、いいだぞ！　オラも一人で寂しかったし丁度いいだ！」

　野ネズミのチチに快く迎え入れらたメディカは、チチと一緒に暮らすことになりました。

　チチはとても気さくな人で、メディカはすぐチチと仲良くなり、毎日楽しく暮らしていました。

　そんなある日、メディカは傷だらけでお腹を空かせた悟空ツバメと出会いました。

　メディカは悟空ツバメの傷の手当や、食事の世話をしてあげました。