カルテ67
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病室とは違い、ドアに窓がついているその部屋の中の様子を窺うと、明るく広い室内には木製の本棚が壁に沿って設置され、部屋の真ん中には子供でも十分手が届く高さの同じ木製の本棚が置かれていた。
どうやら入院患者用の図書室の様で、数人の病衣姿の患者が本を選んでいるのが見える。
そして、入ってすぐ右側にあるスペースに置かれたテーブルへと目を向けた時、トランクスは少なからず運命を感じたのだった。
「ねぇ、やっぱり動かない?」
「うーん・・・。充電はしたんだよね?」
「昨日ママがしてくれたよ!それから遊んでないから、大丈夫だもん!」
「うーん、そうだよね。目は光るもんね・・・。」
メディカは猫型ロボットを両手に抱え、小さな患者を前に途方に暮れていた。
現在担当をしているこの小さな患者からのご指名を受け、何事かと駆け付けてみれば、彼女の大切にしている猫型ロボットが動かないとのことだった。
もし本物の猫ならば診れないこともないかもしれないが、猫型のロボットとなると完全に畑違いである。
機械や電気関係はどちらかと言えば苦手だ。
しかし目の前の少女は、医者ならばこの猫型も「治せる」と思っているらしい。
すぐ直ると思っているのか、期待に満ちた瞳で見つめてくるその視線が痛い・・・。
本物の猫と同じ様に、鳴いたり尻尾を振ったりと、仕草などがプログラミングされている黒い軽量ボディの猫型ロボットは、それなりの知識がないと直せそうにない。
(こんな精密な物をどうすれば・・・。)
そうメディカが頭を悩ませていた時だった。
どうやら入院患者用の図書室の様で、数人の病衣姿の患者が本を選んでいるのが見える。
そして、入ってすぐ右側にあるスペースに置かれたテーブルへと目を向けた時、トランクスは少なからず運命を感じたのだった。
「ねぇ、やっぱり動かない?」
「うーん・・・。充電はしたんだよね?」
「昨日ママがしてくれたよ!それから遊んでないから、大丈夫だもん!」
「うーん、そうだよね。目は光るもんね・・・。」
メディカは猫型ロボットを両手に抱え、小さな患者を前に途方に暮れていた。
現在担当をしているこの小さな患者からのご指名を受け、何事かと駆け付けてみれば、彼女の大切にしている猫型ロボットが動かないとのことだった。
もし本物の猫ならば診れないこともないかもしれないが、猫型のロボットとなると完全に畑違いである。
機械や電気関係はどちらかと言えば苦手だ。
しかし目の前の少女は、医者ならばこの猫型も「治せる」と思っているらしい。
すぐ直ると思っているのか、期待に満ちた瞳で見つめてくるその視線が痛い・・・。
本物の猫と同じ様に、鳴いたり尻尾を振ったりと、仕草などがプログラミングされている黒い軽量ボディの猫型ロボットは、それなりの知識がないと直せそうにない。
(こんな精密な物をどうすれば・・・。)
そうメディカが頭を悩ませていた時だった。