昼食を終えると、悟空とチチ、そして調子が悪いというトラクターを見に、ブルマは近くの畑へ行ってしまい、少女２人はパンの部屋に籠もってしまった。

悟天とトランクスも「疲れたから部屋で休むよー。」と言って、２人で悟天の部屋へと行ってしまい、残されたメディカとビーデルは昼食の片付けを終えると「お茶でもしましょうか。」と言うビーデルの誘いで、ゆっくりとお茶をすることになった。

ビーデルと２人きりになった静かな部屋で、メディカが淹れたてのコーヒーに口をつけ、ホッと胸を落ち着かせていると、じっとこちらを見ている視線に気付き、不思議そうな顔をすると

「メディカちゃんて、トランクス君のこと好きなんでしょ？」

という直球をいきなり投げられ、思いっきり動揺してしまった。

返す言葉が出てこず、顔が熱を持ったまま無言でいると、正解だと悟ったらしいビーデルは

「ふふっ。やっぱりね。」

そう言って小さく笑うと

「私、むかしから勘がいいの。」

と続けたのだった。

無言の回答で自分の恋を認めてしまい、恥ずかしさのあまり俯いていると

「トランクス君てば、子供の頃からは想像出来ないくらい、素敵になったもの。女の子にモテるのも納得だわ。」

そう言ってコーヒーカップに口をつけるビーデルに

「ビーデルさんは、子供の頃のトランクスさんをご存知なんですか？」

と、子供の頃の彼を知っているらしいビーデルの口ぶりに、とても興味を惹かれ尋ねると

「ええ。知ってるわ。初めて会ったのはトランクス君が８歳ぐらいだったかな。」