そして、デートのことを聞いたビーデルも２人の関係の変化に勘付いたらしく、こうして視線を送ってきたのだ。

そんなブラとビーデルが、メディカをニンマリと見つめていると、その視線に気付き、不思議そうな顔を向けてきたメディカに

「そう言えば、メディカちゃんは組み手は見たことあるの？」

ビーデルは誤魔化す様に尋ねた。

「いえ、見たことはないんです。」

メディカが野菜サラダを盛り付けながら、そう答えると

「じゃあ、見てきたら？パンちゃんたち、お家の前でしてるから。」

「んだ。ここはオラとビーデルで大丈夫だから、見て来るといいだ。」

と、ブラとチチが言うのを、少し迷った後「いいですか？」と尋ねると、メディカはサラダの盛り付けを済ませ

「あの・・・それじゃ、ちょっと見てきます！」

と、笑顔を残し、出て行ったのだった。

そんなメディカの後ろ姿を見つめながら「行ってらっしゃい。」と、微笑むブラに

「メディカさは武道が好きなんだべ？」

意外そうにチチが尋ねるのを

「お姉ちゃん好奇心旺盛なところあるから。」

「ふふっ。そういうところがブルマさんに似てるのね。」

そう言ってビーデルが小さく笑うと

「やっぱりあの２人、結婚すんだべ？」

と、尋ねてきたチチに

「そうなったらいいんだけど・・・。なかなか進展しないのよねー。」

「そうみたいね。どちらかが勇気を出したらいいんでしょうけど・・・。」

「何だべ、トランクスはそんな情けねぇ男だっただか？」

顔を顰めるチチに