カルテ72
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その言葉に、抱えていた不安は一瞬にして消え
「あ・・・本当ですか?え、えっと・・・それじゃあ、また連絡してもいいですか?!」
ホッとしたことで取り乱しそうな自分を何とか落ち着かせ、前に向けていた視線をメディカへ向けると「はい!」と微笑む彼女の顔があった。
「季節外れの花火が見れるの、楽しみにしてますね。」
そう言ってエアカーを下りるメディカの姿に舞い上がって言葉が出てこなかった。
エアカーのドアが閉まる音でハッとし、慌てて助手席側の窓を下ろすと、メディカは車内を覗き込み
「ありがとうございました。帰り、気を付けて下さいね。」
と、微笑んでいた。
「え、ええ!あの、えっと、それじゃあ・・・。」
「・・・おやすみなさい。」
そう言った彼女が、名残惜しそうに見えたのが気のせいでなかったらいいのに。
トランクスはそう思いながら「・・・おやすみなさい。」と、後ろ髪を引かれる思いでエアカーのアクセルを踏み込んだのだった。
遠ざかって行くエアカーのバックライトが見えなくなってもメディカはその場に佇んでいた。
込み上げて来る嬉しい気持ちが全身を痺れさせ、しばらく余韻に浸り動けなかった。
まさか、また「次」があるなど思いもせず、思わず緩む口元を隠そうとした手の先がふと唇に当たった時、今日の短いキスを思い出した。
触れる程の軽いものだったが、まだあの感触は唇がはっきり覚えている。
メディカは顔をカァァと赤くすると、やっとくるりと向きを変え、自身のマンションへと足を向けたのだった。
「あ・・・本当ですか?え、えっと・・・それじゃあ、また連絡してもいいですか?!」
ホッとしたことで取り乱しそうな自分を何とか落ち着かせ、前に向けていた視線をメディカへ向けると「はい!」と微笑む彼女の顔があった。
「季節外れの花火が見れるの、楽しみにしてますね。」
そう言ってエアカーを下りるメディカの姿に舞い上がって言葉が出てこなかった。
エアカーのドアが閉まる音でハッとし、慌てて助手席側の窓を下ろすと、メディカは車内を覗き込み
「ありがとうございました。帰り、気を付けて下さいね。」
と、微笑んでいた。
「え、ええ!あの、えっと、それじゃあ・・・。」
「・・・おやすみなさい。」
そう言った彼女が、名残惜しそうに見えたのが気のせいでなかったらいいのに。
トランクスはそう思いながら「・・・おやすみなさい。」と、後ろ髪を引かれる思いでエアカーのアクセルを踏み込んだのだった。
遠ざかって行くエアカーのバックライトが見えなくなってもメディカはその場に佇んでいた。
込み上げて来る嬉しい気持ちが全身を痺れさせ、しばらく余韻に浸り動けなかった。
まさか、また「次」があるなど思いもせず、思わず緩む口元を隠そうとした手の先がふと唇に当たった時、今日の短いキスを思い出した。
触れる程の軽いものだったが、まだあの感触は唇がはっきり覚えている。
メディカは顔をカァァと赤くすると、やっとくるりと向きを変え、自身のマンションへと足を向けたのだった。