カルテ72
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2人は手を繋いだまま、しばらく波打ち際を歩いていた。
途中「海ってしょっぱいんですよね?」そう言って波を撫でた左手の指先を口へと運び「あぁっ!ホントにしょっぱい!!」と声をあげて笑うメディカの顔からは、さっきまでのもの悲しい表情は消えていた。
トランクスはそんな子供みたいな一面を見せるメディカにどんどん愛おしさが込み上げてきて、こうして手を繋いでいるこの時間がずっと続いて欲しい。そう思わずにいられなかった。
思わず握った手だったが、メディカが離さずにいてくれることが嬉しく、傍から見れば誰がどうみても恋人同士といったこの状況に
(もしかしたら・・・。)
という期待が高まり始める。
そんなプラス思考が働き始めると、今のこのシチュエーションは想いを告げるには絶好のチャンスなのではないか?と思い始め、口元からにやけてきた。
しかし、この胸に秘めた想いを口に出してから「そんな気など全くなかった。」なんてことを言われたら、この後がとてつもなく気まずい雰囲気になるのは目に見えている。
この繋いだ手が離れてしまう状況に陥るのが怖く、トランクスは途端に臆病になるのだった。
そして、メディカの方もこの状況に内心あたふたしていた。
繋がれた大きくて温かい手からは安心感と幸福感、そして恥ずかしさを感じ、胸がドキドキして全身が熱い。
しかし「女の子の知り合いはいない」と言ってはいるものの、さり気なく握られた手は慣れているからこそ出来ることなのだろうと思うと寂しくなり、少しでも期待してしまっている自分に首を振るのだった。
途中「海ってしょっぱいんですよね?」そう言って波を撫でた左手の指先を口へと運び「あぁっ!ホントにしょっぱい!!」と声をあげて笑うメディカの顔からは、さっきまでのもの悲しい表情は消えていた。
トランクスはそんな子供みたいな一面を見せるメディカにどんどん愛おしさが込み上げてきて、こうして手を繋いでいるこの時間がずっと続いて欲しい。そう思わずにいられなかった。
思わず握った手だったが、メディカが離さずにいてくれることが嬉しく、傍から見れば誰がどうみても恋人同士といったこの状況に
(もしかしたら・・・。)
という期待が高まり始める。
そんなプラス思考が働き始めると、今のこのシチュエーションは想いを告げるには絶好のチャンスなのではないか?と思い始め、口元からにやけてきた。
しかし、この胸に秘めた想いを口に出してから「そんな気など全くなかった。」なんてことを言われたら、この後がとてつもなく気まずい雰囲気になるのは目に見えている。
この繋いだ手が離れてしまう状況に陥るのが怖く、トランクスは途端に臆病になるのだった。
そして、メディカの方もこの状況に内心あたふたしていた。
繋がれた大きくて温かい手からは安心感と幸福感、そして恥ずかしさを感じ、胸がドキドキして全身が熱い。
しかし「女の子の知り合いはいない」と言ってはいるものの、さり気なく握られた手は慣れているからこそ出来ることなのだろうと思うと寂しくなり、少しでも期待してしまっている自分に首を振るのだった。