カルテ66
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病室のみが並ぶ6階に到着し(あぁ、やっぱりメディカさんには逢えないか・・・。そうだよな・・・。確か小児科だもんな・・・。)と諦めかけていたその時、前から並んで歩いて来る白衣の2人を見てハッと息を呑んだ。
それは見間違える筈もなく、逢いたくて逢いたくてしかたなかったメディカで、久しぶりに見るその姿は、伸びて横に流していた前髪は短く切られ、少し幼さを感じさせた。
隣りにいるのは指導医という人物だろう、その医師と話しをしている為こちらに気付く様子はないが、その距離は確実に近付いていた。
眼鏡のレンズ越しに、彼女が自分に気付く様にじっとその姿を見つめる。
段々と距離は近づき、すれ違う少し手前でこちらに顔を向けたメディカは、とても驚いたのだろう、目を大きく開きハッと息を呑む様子が見てとれた。
ようやく自分に気付いてくれたことがあまりに嬉しく、トランクスはにこりと笑みを浮かべ「やぁ。」とでも挨拶する様に右手を上げかけると、すれ違う寸前でメディカはスッと会釈し、そのまま何も言わずにトランクスの横を通り過ぎて行ったのだった。
(えっ・・・?)
あまりに素っ気ない再会に、トランクスは呆然とし、上げかけていた右手は中途半端な位置を彷徨っていた。
「社長、どうかされましたか?」
そんな社長に気付いたのはさすが秘書といったところか。すぐ後ろからしたその声に
「えっ?!あ、いや・・・。何でもない。」
トランクスは何事もなかった様に右手を下ろすと、秋の日差しが差し込む白く長い廊下を、ショックを抱えながら歩くのだった。
それは見間違える筈もなく、逢いたくて逢いたくてしかたなかったメディカで、久しぶりに見るその姿は、伸びて横に流していた前髪は短く切られ、少し幼さを感じさせた。
隣りにいるのは指導医という人物だろう、その医師と話しをしている為こちらに気付く様子はないが、その距離は確実に近付いていた。
眼鏡のレンズ越しに、彼女が自分に気付く様にじっとその姿を見つめる。
段々と距離は近づき、すれ違う少し手前でこちらに顔を向けたメディカは、とても驚いたのだろう、目を大きく開きハッと息を呑む様子が見てとれた。
ようやく自分に気付いてくれたことがあまりに嬉しく、トランクスはにこりと笑みを浮かべ「やぁ。」とでも挨拶する様に右手を上げかけると、すれ違う寸前でメディカはスッと会釈し、そのまま何も言わずにトランクスの横を通り過ぎて行ったのだった。
(えっ・・・?)
あまりに素っ気ない再会に、トランクスは呆然とし、上げかけていた右手は中途半端な位置を彷徨っていた。
「社長、どうかされましたか?」
そんな社長に気付いたのはさすが秘書といったところか。すぐ後ろからしたその声に
「えっ?!あ、いや・・・。何でもない。」
トランクスは何事もなかった様に右手を下ろすと、秋の日差しが差し込む白く長い廊下を、ショックを抱えながら歩くのだった。