カルテ71
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機内は思った以上に狭く「これじゃ製品にはなりませんね。」と工場長に言われたことを思い出し、トランクスは密かに苦笑いを浮かべた。
1人乗りを無理に2人乗りに造り変えたのだから仕方ないのだが、この狭さが2人の距離を密着させる結果となり、トランクスは緩む口元をグッと結んだ。
そしてこの密着感にドキドキしているのはメディカも同じだった。
隣りを見ればお互いの肩が触れる程の距離に顔が熱を持ち
(挙動がおかしくなりそう・・・。)
そんな心配をしつつ、メディカが上昇して行く機体の中でキュッと両手を握り締めていると
「それじゃあ、南の都へ向かいますね。今からだと、昼を過ぎたくらいには着きますから。」
そう微笑みかけてきたトランクスに「はい、お願いします・・・!」と、メディカはなるべく自然な笑顔を向けるのだった。
しかし、その笑顔に違和感を感じたトランクスは飛行機の操縦桿を握りながら、この狭い空間を彼女が不審に思っているのではないかと思い始め、慌てて
「あの、狭くてすみません!元々1人用だったんですけど、考えたら不便なことの方が多いと思って、無理やり2人乗りに造り変えたんです・・・!」
と、言い訳をする様に、決してやましい思いで造ったのではないということを暗に伝えると
「あ、そうなんですね・・・。狭くても2人乗りの方がいいですよね。こうして私も乗せてもらえましたし。」
そう言ってはにかんで答えるメディカに、トランクスはホッと胸を撫で下ろすと、海の向こうにある南の島を目指すのだった。
1人乗りを無理に2人乗りに造り変えたのだから仕方ないのだが、この狭さが2人の距離を密着させる結果となり、トランクスは緩む口元をグッと結んだ。
そしてこの密着感にドキドキしているのはメディカも同じだった。
隣りを見ればお互いの肩が触れる程の距離に顔が熱を持ち
(挙動がおかしくなりそう・・・。)
そんな心配をしつつ、メディカが上昇して行く機体の中でキュッと両手を握り締めていると
「それじゃあ、南の都へ向かいますね。今からだと、昼を過ぎたくらいには着きますから。」
そう微笑みかけてきたトランクスに「はい、お願いします・・・!」と、メディカはなるべく自然な笑顔を向けるのだった。
しかし、その笑顔に違和感を感じたトランクスは飛行機の操縦桿を握りながら、この狭い空間を彼女が不審に思っているのではないかと思い始め、慌てて
「あの、狭くてすみません!元々1人用だったんですけど、考えたら不便なことの方が多いと思って、無理やり2人乗りに造り変えたんです・・・!」
と、言い訳をする様に、決してやましい思いで造ったのではないということを暗に伝えると
「あ、そうなんですね・・・。狭くても2人乗りの方がいいですよね。こうして私も乗せてもらえましたし。」
そう言ってはにかんで答えるメディカに、トランクスはホッと胸を撫で下ろすと、海の向こうにある南の島を目指すのだった。